シルバーウィークを前に、海外旅行を計画している人も多いだろう。海外旅行の楽しみは大きい一方、目的地までの長時間フライトを「しんどい……」と感じる人もいるかもしれない。特にエコノミークラスでは、狭い座席で長時間過ごすことになるため、少しでも快適に過ごすための工夫が必要不可欠だ。
日本とアメリカを行き来しながら生活する筆者が、フライトを重ねる中でたどり着いた、長時間エコノミーフライトを快適に過ごすための便利なアイテム&裏ワザを紹介する。
長時間フライトの必須アイテム5選
まずは、「これがないと困る!」という定番アイテム5つを紹介する。
(1)スマホスタンドは薄型の「フライトフラップ」が便利
長時間のフライトでは、あらかじめスマホにダウンロードしておいた映画やドラマを見ることもあるだろう。ただ、スマホを手で何時間も持ち続けるのは、意外と疲れてしまう。そんなときに役立つのが「フライトフラップ」というスマホスタンド。一見ただの板に見えるが、自由に形を変えることができるうえ、強度もバッチリだ。
フライト用のスマホスタンドといえば、テーブルに固定して使用するタイプもあるが、航空会社によっては使用できなかったり、テーブルのサイズに合わず使えなかったりするケースがある。その点、フライトフラップは自由にサイズを変えられるうえ、薄型で荷物にならないのが便利。機体によってシートポケットの位置が違っても、形を変えて調整できるので、長時間フライトでは手放せない。
(2)ゴミ袋が足置きに!手荷物を入れて使うと便利
エコノミーの長時間フライトでは、何時間も座りっぱなしになるので、足のむくみが気になる。そんなとき、筆者が重宝しているのが「ゴミ袋」。少し大きめの家庭用ゴミ袋を用意し、座席下に入れられるサイズの手荷物をゴミ袋に入れて、足元にセットするだけ。これだけで、手荷物を活用した簡易フットレストに早変わりする。機内で配布されるブランケットを中に入れて高さ調整するのもおすすめだ。
そもそも、座席下に直接荷物を置くのが気になるという人もいるだろう。ゴミ袋に入れておけば荷物が汚れるのも避けられるうえ、そのまま足置きにもなる一石二鳥のアイテムだ。フットレスト系の商品も多数販売されているが、使用NGな航空会社もあるうえ、荷物になったり、膨らませたり、設置したりなど、不便な点も多い。その点、ゴミ袋なら新たに専用グッズを用意する必要もなく、手軽に試せる。
(3)ネックピローは首だけじゃない!「腰」に使うのもおすすめ
長時間フライトの大敵といえば、腰のつらさ。狭いエコノミークラスで何時間も座りっぱなしだと、腰が気になる人も多いだろう。そんなときに役立つのがネックピローだ。最近はダイソーや3COINSなどでもトラベルグッズがたくさん出ており、ネックピローも比較的安価で手に入る。
ネックピローというと首に巻いて使うイメージがあるが、首だけでなく腰に使うのもおすすめ。腰とシートの間に入れたり、腰に巻いたりすると、腰まわりが支えられて姿勢がラクになる。
(4)モバイルバッテリーだけに頼らない!コードタイプの充電器を忘れずに
長時間フライトにおいて、一番の敵はスマホの充電切れ。動画を見たり、音楽を聴いたりしていると、スマホやイヤホンの充電もどんどん減っていく。そのため、充電器は忘れずに持っていきたいところ。筆者は、USBタイプのコードとコンセントタイプの充電器を持っていくようにしている。先日のフライトでは、USBポートからうまく充電できず、足元にあるコンセントを使って充電することになったという。
また、近年はモバイルバッテリーの発火リスクを受け、機内での取り扱いに関するルールも厳しくなっている。モバイルバッテリーだけに頼らず、機内の電源から充電できるコードタイプの充電器も用意しておくと安心だ。
(5)ノイズキャンセリングイヤホンがあると快適度アップ
機内はエンジン音が大きかったり、乗客の話し声が聞こえたりと、眠りを妨げられるシーンもある。そんなとき活躍するのがノイズキャンセリングイヤホンだ。周囲の音を軽減できるので、睡眠時はもちろん、動画を見るときなどにも重宝する。
必要そうだから持っていたけど卒業!代わりにたどり着いたアイテム2選
次に、以前は「長時間フライトなら必要でしょ!」と思って持っていっていたものの、何度も乗っているうちに使わなくなったアイテム2選を紹介する。
(6)機内用スリッパ→家から「スリッパタイプのサンダル」を履いて行く
フライトでのむくみ対策に欠かせない機内用スリッパ。以前は、スニーカーなどを履いて飛行機に乗り、機内で履き替えるためのスリッパを持っていっていたが、荷物になるうえ、狭い機内での脱ぎ履きが意外とストレスになる。また、機内で靴を脱いで過ごしていると、足クサ問題が発生し、周りの乗客に迷惑をかけてしまうこともある。
そこで筆者は、長時間フライトのときは、スリッパタイプのサンダルを家から履いて行くようになった。ビーチサンダルではなく、オープントウのサンダルがおすすめだ。スリッパタイプのサンダルなら、寒さ対策の靴下も履けるし、通気性がいいので足クサ対策にもなる。靴下の状態で、先ほど紹介したゴミ袋フットレストに足をのせるのもおすすめだ。
(7)歯磨きセットも卒業!「拭き取り+泡」でスッキリ
もう一つ、フライトの必需品ともいえる歯磨きセット。機内で歯磨きをすると、小さい洗面台で口をゆすぐのもなんとなく不衛生に感じるし、後ろに人が並んでいると「長時間トイレを占領してしまって申し訳ない……」という気持ちになることもある。
どうにか短時間で口をスッキリさせる方法はないか考えた結果、拭き取りタイプの歯磨きシートと、細粒タイプのマウスウォッシュにたどり着いた。拭き取りシートで歯を磨いた後、細粒タイプのマウスウォッシュを使用する。口の中に入れると炭酸泡が発生し、1〜2分含んだ後は、そのまま飲み込むだけ。水ですすぐ必要も、吐き出す必要もないため、狭い機内でもサッと口の中をリフレッシュできる。旅行以外にも、災害時など水が使いにくい場面で役立つので、普段から持っておくのもおすすめだ。
長時間フライトはちょっとした工夫で快適に!
長時間フライトを快適にするために、必ずしも専用のトラベルグッズをそろえる必要はない。今回紹介したゴミ袋のフットレストのように、身近なものを活用するだけでも、長時間のフライトがグッとラクになることがある。
乾燥が気になる場合は、マスクやホットアイマスクを持っていくのもおすすめ。筆者は機内でがっつりスキンケアをするのは周りの目が気になってしまうので、マスクとホットアイマスクで手軽に対策している。スキンケア用品などを機内に持ち込む場合は、液体物の持ち込みルールにも注意して、必要なものを準備しておこう。
海外旅行では、目的地で楽しむことはもちろん、そこへ向かうまでの時間もできるだけ快適に過ごしたいもの。自分に合ったアイテムや方法を取り入れて、長時間フライトを少しでもラクに楽しんでみてほしい。



