商談や交渉を成功させる鍵は、相手との「70センチ」の距離感にあるという。非言語コミュニケーションの専門家・荒木シゲル氏の著書『一瞬で人の心を操るマインド・ハック この「表情」「しぐさ」には、誰も逆らえない!』から、相手との距離と姿勢の使い方を紹介する。
「70センチの距離感」が心理的影響を左右する
人の脳は、対象物や相手との距離に応じて異なる認知処理を行っている。カギとなるのは「70センチ」だ。この長さは、人の腕の長さの目安とされる。一般的に日本人の腕の長さは女性が65〜70センチ、男性が70〜75センチと言われている。
腕一本分の長さである「70センチ」を境に、相手に対する心理的影響が変わってくる。「すぐに手が届きそうな距離」なのか、「体を移動させないと手が届かない距離」なのか。それによって、脳の認識や対象への扱いが変わるという。
距離を詰めるときの注意点と「胸を開く」姿勢
70センチ以内にいる場合、親密さを高めることができ、振る舞い方次第では圧力をかけることも可能だ。距離を詰めるときの注意点や、相手が強気に出てきた場合に「胸を開く」ことの重要性についても、著書の中で解説されている。
商談、プレゼン、接客、提案、会議、上司・部下との関係、恋愛など、さまざまなシチュエーションで、言葉以上に「表情」「しぐさ」「距離感」といった非言語情報から相手を判断するという人間の特性を活用する実践メソッドが紹介されている。



