夏の暑さ対策グッズでよく見かける「ペルチェ素子」ってなんだ?悪く使うための注意点とおすすめ冷却アイテム
夏の暑さ対策グッズでよく見かける「ペルチェ素子」ってなんだ?

夏の暑さが厳しすぎる。外に出るのがつらい。そうした環境下で身を守るため、人の熱中症対策やスマートフォン/PCの熱暴走を防ぐ商品が、店頭やECサイトで数多く見かけられるようになった。

ファンで送風するタイプや保冷剤を用いるものなど選択肢は多種多様だが、ここ数年で急速に存在感を高めているのが「ペルチェ素子」を搭載したアイテムだ。

ペルチェ素子の仕組みと原理

ペルチェ素子(Peltier device)とは、異なる2種類の金属や半導体を接合して電流を流すことで、一方の接合部で吸熱(冷却)、他方で発熱が生じる「ペルチェ効果」を利用した電子部品(半導体素子)だ。この現象は1834年、フランスの物理学者ジャン・シャルル・アタナーズ・ペルチェによって発見された。

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分かりやすく言えば、電気の力で熱を一方から他方へ移動させる「熱のポンプ」のような役割を果たす。電流の向きを反転させれば、冷却面と加熱面を瞬時に切り替えることも可能だ。フロンガスなどの冷媒を用いるコンプレッサー式と異なり、可動部がなく動作音も発生しないため、小型化や静音化が容易という大きな強みを持つ。

なぜ今、ペルチェ素子を使った商品をよく見かけるのか

ほとんど全てのスマートフォンは周囲温度が摂氏5~35度で正常に動作するよう設計されている。だが2022年の夏は40度にもせまる日が多く、スマートフォンを冷却することも積極的に考えなければならない。3つの冷却グッズを探し、実際に使用してみた。

エレコムは、スマートフォンの過度な発熱を抑えるペルチェ式のクーラーを発表した。最大で約マイナス25度まで冷却できる。マグネットとホルダーによる装着に対応し、機種を問わず利用できる点が特徴だ。

Kazekaraの首掛けファンはAmazonで販売されている。ペルチェ素子と冷却フィンで冷却プレートを冷やし、ネッククーラーや日傘への取り付け、ポケットへの収納も可能だ。価格は7999円のところ、現在は53%オフの3780円で提供中だ。

カーメイトは「スマホ冷却ハンディファン WH」を発売。頬や首元に風を送ったり、ペルチェ式冷却プレートで頬を冷やすことができる。マグネットも内蔵し、MagSafe対応スマートフォンを固定しながら発熱軽減が可能だ。

3COINSでは「スマホ冷却クーラー」が販売されている。ゲームや動画撮影中に発生するスマートフォンの熱上昇を抑えるペルチェ方式のスマホクーラーで、同社実験での最大温度低下は-20度をうたう。価格は1650円。

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