英歌手エド・シーランさんは20日、米国でのコンサートで、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢について「正当化できない」と発言した。シーランさんは、パレスチナ支持を訴えてオープニングアクトから降板させられた米ラッパーのマックルモアさんを擁護しなかったとして批判を受けていた。
フィラデルフィア公演での発言
全米ツアー「ループ・ツアー」のフィラデルフィア公演で、シーランさんは「ガザで起きていることは破滅的であり、正当化できず、不均衡なものだ」と観客に語った。マックルモアさんは今月上旬、ニュージャージー州の公演で「フリー・パレスチナ」と叫び、ツアーから外された。
シーランさんは感情をあらわにし、「私は難しい決定を下さなければならず、過ちも犯している。本当に、本当に申し訳ない」と述べた。コンサート前には会場近くでデモ隊がパレスチナ国旗を振りながら「フリー、フリー・パレスチナ」とシュプレヒコールを上げていた。
中立姿勢とボイコット拡大
シーランさんはこれまで政治的中立を保ってきた。17日のインスタグラム投稿では「この壊滅的な紛争について、私個人の考えはある。公に話さないことを選んでいるからといって、考えがないわけではない」と述べていた。また、マックルモアさんの降板はプロモーター側の決定で、自分は関与していないとしていた。
こうした姿勢に対し、パレスチナ支持団体「PACBI」は20日、ラテンアメリカ公演や未発表の欧州ツアーを含むワールドツアー全体へのボイコット呼びかけを拡大すると表明した。



