OpenAI、初のハードウェア「Codex Micro」を230ドルで発売、Apple提訴の渦中に
OpenAI初のハードウェア「Codex Micro」230ドルで発売

OpenAIは7月15日(現地時間)、6月に予告していたAIコーディングツール「Codex」向けの専用キーパッド「Codex Micro」を発売した。同社初のハードウェア製品となる。価格は230ドル(約3万7000円)で、OpenAIのWebサイトから購入できる。

Codex Microの特徴とカスタマイズ性

キーボードメーカーのWork Louderと共同開発したCodex Microは、Codexを操作するために特化したキーパッドだ。Codex内のエージェントの状態を示すLED付きキーを6つ備え、コードの承認・却下、スレッドの分割、音声入力など、よく使う操作を割り当てられるキーも搭載する。また、Codexの推論レベルを切り替えるダイヤルと、Codexのワークフローを切り替えるジョイスティックも備わっている。

全体的にカスタマイズを前提とした設計となっており、独自の操作を割り当てるための追加キーキャップ(32個)も付属する。Work LouderのWebサイトでも購入可能だが、同サイトには「数量限定」とある。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

Appleの提訴とOpenAIの別製品開発

なお、これはOpenAIが買収したデザイン企業ioと共同開発中と明らかにしているAIデバイスとは別のものだ。同デバイスについてサム・アルトマンCEOは「あっと驚くほど素晴らしい」ものになると語り、年内の発売を予告している。ただ、このハードウェア開発を巡っては、米AppleがOpenAIおよびioを営業秘密の不正取得で提訴しており、AppleはOpenAIが自社から盗んだ情報をハードウェア開発に利用したと主張している。

関連記事:Apple、OpenAIと元従業員2人を提訴「iPhoneの機密を盗んだ」と主張。Appleは、自社の営業秘密を不正に取得したとして、元従業員2人とOpenAIおよびその傘下企業を提訴した。iPhoneなどの開発情報がハードウェア参入を進めるOpenAIに流出したと主張。面接での機密情報の聞き出しや組織的な引き抜きを指摘し、損害賠償などを求めている。なお、AI機能での提訴とは無関係としている。

OpenAIは6月29日、同社の公式Xアカウントで、AIコーディング支援ツールCodexのショートカット操作に関するデバイスとみられる製品のティーザー動画を公開していた。また、OpenAIはクラウド開発環境を提供するOna(旧Gitpod)の買収を発表。Onaのセキュアなクラウド実行基盤をAIコーディングツールCodexに統合し、エージェントがPCを離れても長時間稼働し続けられる環境を実現する狙いだ。さらに6月2日には、Codexの新機能「Sites」を発表。生成したアイデアや成果物をWebサイトやアプリに変換し、URLでチームに共有できる。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ