NVIDIAが次世代Blackwellアーキテクチャを採用したGeForce RTX 5090を2025年後半に投入する見通しであることが、複数のリーク情報から明らかになった。現行のRTX 4090から約2年ぶりの刷新となる。
Blackwellアーキテクチャの特徴
Blackwellアーキテクチャは、現行のAda Lovelaceの後継となるGPU設計で、TSMCの3nmプロセス(N3E)を採用するとみられる。これにより、トランジスタ密度が約30%向上し、電力効率も改善される。RTX 5090は、コア数がRTX 4090比で約50%増加し、CUDAコア数は24,576基に達する可能性がある。
メモリは最新のGDDR7を搭載し、帯域幅は1.5TB/s超とされる。GDDR7は従来のGDDR6Xに比べ、データレートが最大32Gbpsと約2倍に向上する。容量は32GB(16GB×2)または48GB(24GB×2)の構成が噂されている。
性能と消費電力
リーク情報によれば、RTX 5090のシングル精度演算性能は約100TFLOPSに達し、RTX 4090の82TFLOPSから約22%向上する。レイトレーシング性能も大幅に改善され、3DMark Port RoyalのスコアはRTX 4090比で30%以上向上する見込み。
一方、消費電力は600Wを超えると予想され、RTX 4090の450Wから大幅に増加する。これに対応するため、NVIDIAは新型の冷却ソリューションを開発中とされる。
「RTX 5090は、ゲーマーだけでなくAIワークロード向けにも強力な性能を提供する。Blackwell世代では、AI処理向けのTensorコアが大幅に強化され、特に大規模言語モデルの推論性能が向上する」と、業界アナリストのJon Peddie氏は指摘する。
価格と発売時期
価格はRTX 4090の1,599ドル(日本市場では約25万円)を上回り、2,000ドル前後になる可能性が高い。発売は2025年第3四半期(7月~9月)とみられる。
NVIDIAは2024年内にBlackwellアーキテクチャのデータセンター向けGPU「B100」を投入する計画で、コンシューマ向けのRTX 5000シリーズはその後となる。競合のAMDもRDNA 4アーキテクチャを2025年に投入予定で、ハイエンドGPU市場の争いが激化する。



