新型Mac Studioの「2番目に強い」構成は約325.4万円! クルマが買えるほどの価値に:「一番」はいくらになっちゃうの?
新型Mac Studioの「2番目に強い」構成は約325.4万円!

Appleが8月25日(米国太平洋時間)に新型「Mac mini」「Mac Studio」を発表した。メモリを中心とする部材価格の高騰により、Mac miniは14万9800円から、Mac Studioは41万9800円からと、先代と比べるとスタート価格からして高めだ。

そこで気になるのがMac Studioの「とてもハイエンド」な構成の価格である。現時点では「最強」となる構成は注文していないため、「2番目に強い」構成の価格をチェックしてみよう。

Mac Studioの「固定構成」は2モデルある

AppleのMacは、すべてのシリーズにおいて「固定構成モデル」と「カスタマイズ(CTO)モデル」が用意されている。CTOモデルは「SoC(プロセッサ)」「メモリ」「SSD」など一部のスペックをカスタマイズ可能で、直販チャンネルの「Apple Store」(リアル/店頭)と、一部の大規模家電量販店で注文できる。

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Mac Studioの場合、固定構成モデルは以下の2種類が用意されている。どちらも、それぞれのSoCにおける「最小構成」である。

  • M5 Maxチップ(18コアCPU+32コアGPU)/36GBメモリ/512GB SSD:Apple Store価格41万9800円
  • M5 Ultraチップ(30コアCPU+64コアGPU)/96GBメモリ/1TB SSD:Apple Store価格94万9800円

見れば分かる通り、ハイエンド寄りのM5 Ultraチップモデルは「つるし」の最小構成でも約95万円スタートである。ここから「最強」にしていくといくらになってしまうのだろうか……?

カスタマイズできるのは「SoC」「メモリ」「SSD」

Mac Studioの場合、CTOモデルにおいて本体込みでカスタマイズできるのは「SoC」「メモリ」「SSD」の3要素だ。ここからは、M5 Ultraチップ構成のカスタマイズオプションをチェックしていく。

SoC:2択

まずSoCだが、M5 Ultraチップ自体のCPUコアとGPUコアの数をカスタマイズできる。標準では「30コアCPU+64コアGPU」のSoCを搭載しているが、CTOモデルでは「36コアCPU+80コアGPU」のSoCに変更できる。標準SoCとの価格差は23万4000円だ。

メモリ:現状では2択(後日3択に)

メモリは標準で96GBだが、CTOモデルでは「256GB」に変更できる。選択肢はこの2択で、ある意味で「究極の選択」ともいえる。標準容量との差額は72万円だ。

なお、最大容量の512GBメモリの構成はM5 Ultraチップを「36コアCPU+80コアGPU」に変更しないと選択できない。また発売が10月下旬と、他の構成と比べて遅れる。

SSD:5択

そしてSSDは標準で1TBを備えるが、CTOモデルでは「2TB」「4TB」「8TB」「16TB」に変更できる。価格は以下の通りだ。

  • 2TB:9万円
  • 4TB:27万円
  • 8TB:63万円
  • 16TB:135万円

「ストレージあるある」な話だが、単純に「容量が2倍になれば価格も2倍」というわけではない。2TBと16TBの比較では「容量を8倍にすると価格は15倍になる」という状況だ。SSDに欠かせないNANDフラッシュメモリは、容量密度が高いほど価格も高くなるので仕方ないとはいえ、価値の上がり方のカーブはなかなかのものである。

「2番目に強い」構成はいくらに……?

現状では512GBメモリを選択できないので、「36コアCPU+80コアGPU」「256GBメモリ」「16TB SSD」という「2番目に強い」構成でCTOモデルを構成してみると、以下のようになる。

  • 標準構成価格:94万9800円
  • SoC変更:23万4000円
  • メモリ増量:72万円
  • SSD増量:135万円
  • 合計:325万3800円

ということで、Mac Studioの「2番目に強い」構成は325万3800円となった。まずまずの普通乗用車を買えるレベルである。法規制に伴う安全装備の拡充もあって、クルマもだいぶ高くなった。それでも、クルマ級の価格なのは結構ビックリしてしまう。

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なお、Mac StudioではThunderbolt 5(USB 80Gbps)ポートを使った「クラスタコンピューティング」に対応している。今回の構成を4台用意してクラスタリングした場合、その価格は1301万5200円(+Thunderbolt 5ケーブル×3本)となる。高級車も買えるレベルの価格となるが、LLM(大規模言語モデル)ベースの多パラメーターAIを動かすことを考えれば、下手にサーバを構築するよりは「実上がり」ではある。

日常のあれこれをやるだけなら、これだけの「高級」マシンはいらないだろうが、AIを含めた高度な演算処理をするのなら、むしろ合理的なのかもしれない。

それにしても、メモリを512GBにした「最強構成」は、一体いくらになるのだろうか……?