Framework、LPCAMM2メモリーを最大88%値上げ、CPUやWindowsライセンスも
Framework、LPCAMM2メモリー最大88%値上げ

Framework Computerは7月22日、公式ブログでノートPC「Laptop 13 Pro」のIntel Core Ultra Series 3搭載モデル向けLPCAMM2メモリーなどの価格改定を発表した。LPCAMM2の32GB、64GBモジュールは約2倍の値上げとなる。

同社は、仕入れ価格が予測を大幅に上回り、事業運営を財務リスクにさらさずに吸収できる範囲を超えたと説明している。Frameworkはユーザー自身で部品交換やアップグレードが可能なモジュール式ノートPCを展開しており、2025年12月にDDR5メモリーの値上げを発表して以降、半導体価格の動向を継続的に伝えている。

価格改定の原則と影響

価格改定に当たり、同社は「変更の理由を説明して透明性を保つ」「値上げはコスト増加分の転嫁にとどめる」「コストが下がれば価格も引き下げる」という三つの原則を掲げている。今回の値上げで、LPCAMM2の32GBモジュールは439ドルから800ドルへ、64GBモジュールは849ドルから1600ドルへ引き上げられた。値上げ率はそれぞれ約82%、約88%である。

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16GBモジュールは、以前に安い価格で仕入れた在庫が残っているため、当面は239ドルに据え置くが、在庫消化後は新規注文向け価格を引き上げる予定だ。

CEOがコスト上昇を説明

CEOのニラブ・パテル氏によると、同社は当初、第2四半期から第3四半期にかけてLPCAMM2の調達コスト上昇を10%台前半から半ばと見込んでいた。しかし、サプライヤーから提示された新たな価格は前回の仕入れの2倍を超えたという。新規予約向けの32GBと64GBの価格を大幅に引き上げたが、それでも新たな仕入れ価格を下回る水準に設定しており、コスト上昇の一部をFramework側が負担している。

LPCAMM2以外の価格改定

価格改定はLPCAMM2にとどまらず、システム本体とメインボードの新規注文価格には、Core Ultra Series 3のX7、X9構成に影響するプロセッサー価格の上昇見込みや、Windowsライセンス費用の増加も反映された。Ryzen AI 300シリーズ搭載モデルの一部でも、メモリー、ストレージ、その他半導体のコストが上昇している。

メモリーとストレージは全体として緩やかな上昇傾向にあるが、部品や容量によって価格の動きにばらつきがある。DDR5は48GBモジュールの調達コストが下がり価格を引き下げた一方、16GBモジュールはコスト上昇で値上げとなった。ストレージでは、SN850X(8TB)とSN7100(1TB)を値下げしたが、SN850X(1TB)とSN7100(4TB)は値上げとなった。

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