先日、iPad mini(A17 Pro)を購入した。いわゆる第7世代と呼ばれるモデルだ。今のところ裸のまま使っているが、この小ささと軽さに慣れてしまうと、ケースを付けて厚く重たくなるのが惜しく感じられる。とはいえ、そのままバッグに入れると、他の荷物とこすれて傷が付かないか不安だし、画面のヨゴレも気になる。
そんなとき、ダイソーのモバイル用品コーナーで目に留まったのが「マイクロファイバーで拭けるアイパッドミニケース」。本体を包み込むのではなく“収納袋”に入れるタイプなので、持ち歩く間だけサッと入れておけば、使うときは本体の薄さ・軽さそのまま。しかも内側がまるごとマイクロファイバーになっていて、iPad miniの画面を拭けるという一石二鳥を狙ったポーチだ。お値段は110円。
商品概要と外観
商品名:マイクロファイバーで拭けるアイパッドミニケース
購入場所:ダイソー
価格:110円
サイズ:17×1×24cm
材質:本体/ポリエステル、ファスナーのツマミ部分/塩化ビニル樹脂
カラー:ブラック
見た目はシンプルなファスナー付きポーチ。外側はブラックのメッシュ生地で、形状はファスナー付きのシンプルなポーチだ。iPad mini用であることを強く主張するようなデザインではなく、見た目だけなら100円ショップでよく見かける汎用ポーチにも見える。
一方、生地にはある程度の張りがあり、手に持った印象は極端に頼りないものではない。使わないときは薄く平らになるため、バッグの中で場所を取らないのも利点だ。
ただし、ケース全体に厚みはなく、クッション材らしいものもほとんど感じられない。指で押すと、中に入れたiPad miniの硬さがそのまま伝わってくる。
収納サイズと注意点
iPad mini(A17 Pro)を入れてみると、縦横ともに少し余裕を残して収まった。窮屈さはなく、ファスナーも無理なく閉じられる。iPad mini(A17 Pro)はiPad mini(第6世代)と本体の外形寸法が共通なので、サイズ上は第6世代も同じように収納できる。
ただし、商品名から想像するほど本体にぴったり密着するサイズではない。裸のiPad miniを入れて持ち歩くと、ケースの中で本体が多少動く。ポーチ内でしっかり固定される感覚を求める人には、少し物足りなく感じられそうだ。
ケース内には若干の余裕があるが、厚手の耐衝撃ケースや、張り出しの大きいペンホルダー付きケースを装着した状態では、収納できない可能性がある。
なお、内部には仕切りやポケットがない。充電器やケーブルを一緒に入れると、移動中にiPad miniと接触して傷を付けるおそれがあるため、周辺機器は別のポーチに分けたほうが安心だ。
内側のマイクロファイバーで画面拭き
この商品の最大の特徴が、内側全面に使われているマイクロファイバー生地だ。手触りはやわらかく、iPad miniの画面を内側に当ててこすると、表面に付着した指紋や軽い皮脂汚れを拭き取れる。
実際に指紋が付いた画面で試したところ、ケースの外側から指で押さえながら数回こすることで、汚れが目立ちにくくなった。クリーニングクロスを別に持ち歩かなくても、ケース自体で画面を拭けるのは便利だ。
ただし、出し入れするだけで画面全体がきれいになるわけではない。特に四隅や端は生地を当てにくいため、隅々まで拭くなら通常のクリーニングクロスのほうが手早いだろう。
開口部と使用上の注意
使っていて気になったのが、ファスナーの開き方だ。ファスナーが付いているのは長辺の1辺だけで、L字型に大きく開く構造ではない。収納するときは、開口部からiPad miniを差し込むように入れる。慣れれば難しくないが、ケースを大きく開いて本体を置くタイプに比べると、急いで取り出したいときには少しもたつく。
パッケージの注意書きにもあるとおり、本製品は防水仕様ではない。外側がメッシュ生地で、水分を防ぐ構造にはなっていないため、雨や飲み物からiPad miniを守る用途には使えない。
また、ケースに入れた状態でも、落としたり強くぶつけたりすると、中の端末が破損する可能性がある。バッグの中での擦れを防ぐ程度の保護力と考え、落下対策が必要な場合は、別途カバーやクッション性の高いケースを併用したほうがよいだろう。
色移りにも注意が必要だ。製品の注意書きでは、白や淡い色のものと擦れ合わせたり、長時間接触させたりしないよう案内されている。明るい色のバッグや書類と一緒に持ち歩く場合は、念のため接触させたままにしないほうが安心だ。
もうひとつ気になるのが、汚れても洗濯できない点だ。製品の注意書きには「洗濯しないでください」と記載されている。画面の指紋や皮脂を拭き取るほど、汚れは内側のマイクロファイバー生地に移っていく。長く使い続けると、生地自体が汚れ、画面をきれいに拭きにくくなる可能性がある。また、内側に砂粒や硬いホコリが入り込んだまま画面をこすると、かえって傷を付けるおそれもある。使用前には、内側に異物が付着していないか確認したほうがよい。汚れが目立ってきた場合は、110円という価格を生かして、新しいものに交換するのが現実的だ。
まとめ:用途を選ぶ110円ポーチ
「マイクロファイバーで拭けるアイパッドミニケース」は、バッグの中で他の荷物とこすれるのを抑えつつ、内側の生地で画面も拭けるのが便利だ。薄くて軽いので、iPad miniを使うときは裸のまま持ちたい筆者にはよく合った。
一方で、クッション性や防水性はなく、落下対策にはならない。画面も出し入れするだけで綺麗になるわけではなく、内側の生地を押し当ててこする必要がある。しっかり守るケースではなく、持ち運び用の薄手ポーチとして割り切れるなら、110円でこの使い勝手は十分。裸のiPad miniをそのままバッグに入れるのは少し不安、という人には試しやすいアイテムだ。



