ASUSは6月25日、一部の同社製マザーボードに対してベータ版BIOSアップデートを公開し、その中で先般AMDが削除を撤回したメモリ暗号化機能の復元について言及した。どうやらAGESA 1301b patch A以降で同機能が再び利用できるようになるようだ。
AMDが削除を撤回したメモリ暗号化機能、ASUS製マザーボードのベータ版BIOSで復活
AMD RyzenプロセッサにはTransparent Secure Memory Encryption(TSME)機能が搭載されており、メモリへの読み書きそのものを暗号化して防御層として活用する機能が備わっていた。AMDがこの高度な防御機能を消費者向けRyzenプロセッサから削除してRyzen PROシリーズとの差別化を図ろうとしたところ、ユーザーの反発を受けて撤回。7月以降のBIOSアップデートで復元すると表明する事態になっていた(関連記事)。
ASUSのベータ版BIOSでTSME機能が復活
今回ASUSが、AMDに言及されていたアップデートをベータ版BIOSとして公開したというもの。ROG CROSSHAIR / STRIX / PROART / TUF X870シリーズを対象にしたもので、Beta Bios 2401としてAGESA 1301b patch Aが統合されている。変更点には「Support the GNR Transparent Secure Memory Encryption (TSME) feature」と表記されており、GNRことGranite Ridge、Ryzen 9000シリーズでのTSME機能が復活するようだ。
ベータ版のため正式公開を待つ推奨
なお、今のところベータ版での公開なので、急がない場合はAGESA 1301b patch Aを統合するBIOSの正式公開を待ったほうがよい。



