米電気自動車(EV)大手のリビアン(Rivian)は、2025年に小型SUV「R3」を市場に投入すると発表した。同社は新型SUV「R2」と、その派生モデルとなる小型クロスオーバー「R3X」もあわせて公開している。
新型車の概要
リビアンは、主力モデル「R1T」ピックアップトラックと「R1S」SUVに続く、より手頃な価格帯のモデルとして「R2」を発表。R2は全長約4.7メートルの5人乗りSUVで、価格は約4万5000ドル(約680万円)からとしている。
また、R2をベースにした小型クロスオーバー「R3」と、その高性能版「R3X」も公開された。R3はR2よりも一回り小さく、全長約4.4メートル。価格はR2より安価になる見通しだ。
生産計画と市場戦略
リビアンは、R2とR3を米国イリノイ州ノーマルの工場で生産する計画で、2026年までに年産21万5000台を目指す。同社は現在、高級EV市場に注力しているが、今回の新型車投入でより幅広い顧客層の獲得を狙う。
リビアンの創業者で最高経営責任者(CEO)のRJ・スカリンジ氏は、R2について「われわれのブランドの中核をなす車両だ」と述べ、R3については「デザインと機能性を兼ね備えた、まったく新しいカテゴリーの車両になる」とコメントしている。
市場環境と競争
リビアンは、テスラやフォードなどが競争するEV市場で、新興メーカーとして存在感を示してきた。しかし、需要の減速や価格競争の激化により、同社は2024年に人員削減を実施するなど、厳しい経営環境に直面している。
今回の新型車投入は、リビアンがより手頃な価格帯の市場に参入することで、販売台数の拡大を図る戦略とみられる。R2とR3は、2026年までに生産を開始する予定だ。



