トヨタ、新型BEV「bZ4X」を世界初公開
トヨタ自動車は2021年11月12日、新型バッテリーEV(BEV)「bZ4X」を世界初公開した。同社のBEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用し、航続距離は500km以上(WLTCモード)を実現。2022年半ばに日本、米国、欧州などで発売予定だ。
bZ4Xは、トヨタのBEVシリーズ「bZ(Beyond Zero)」の第1弾モデル。サブスクリプションサービス「KINTO」を通じて提供される予定で、バッテリーの劣化補償や充電サービスが含まれる。価格は未公表だが、競合する日産「アリア」やテスラ「モデルY」と同等の500万円台前半と見込まれる。
航続距離と充電性能
バッテリー容量は71.4kWhで、航続距離は500km以上。急速充電(150kW)対応で、30分で80%まで充電可能。また、寒冷地での航続距離低下を抑えるヒートポンプ式エアコンや、バッテリーの予熱機能を搭載する。
駆動方式は前輪駆動(FF)と四輪駆動(4WD)の2種類。4WD車は、SUBARUとの共同開発による「X-MODE」を搭載し、悪路走破性を向上。最高出力はFFが150kW(204ps)、4WDが160kW(218ps)で、最大トルクはそれぞれ26.5kgm、34.2kgm。0-100km/h加速はFFが8.4秒、4WDが7.7秒。
先進安全技術とデザイン
安全面では、最新の「Toyota Safety Sense」を搭載。プリクラッシュセーフティ、レーントレーシングアシスト、アダプティブハイビームなどに加え、新たに交差点支援機能や緊急時操舵支援機能を追加。
エクステリアは、空力性能を重視したクーペライクなSUVスタイル。インテリアは、12.3インチの大型ディスプレイとメーターパネルを一体化した「ラップアラウンドコクピット」を採用。ルーフは固定式のガラスルーフで、開放感を演出する。
サブスクリプションモデル
トヨタは、bZ4Xをサブスクリプションサービス「KINTO」で提供する。月額料金には、車両代、メンテナンス、保険、バッテリー劣化補償が含まれる。また、バッテリー交換サービスも提供し、バッテリー残存容量が70%を下回った場合に無償交換する。
トヨタの豊田章男社長は、「bZ4Xは、BEVの本格的な普及に向けた第一歩」とコメント。トヨタは2030年までにBEVと燃料電池車(FCV)を全世界で350万台販売する目標を掲げている。



