トヨタのEV戦略、新型「bZ4X」で巻き返しなるか 競争激化する中国市場で存在感示せるか
トヨタEV戦略、新型bZ4Xで巻き返し 中国市場で存在感示せるか

トヨタ自動車は、電気自動車(EV)「bZ4X」の大幅改良版を発表した。航続距離を従来の約500kmから最大600km(WLTCモード)に延ばし、急速充電時間も短縮。2024年秋に日本で発売予定で、中国市場でも競争力の強化を図る。

航続距離と充電性能の向上

新型bZ4Xは、バッテリー容量を71.4kWhから77.0kWhに増やし、電費効率も改善。急速充電では、DC150kW対応により、30分で約80%まで充電可能となった。また、寒冷地での航続距離低下を抑えるヒートポンプ式エアコンを標準装備。

トヨタのEV開発責任者は「お客様の航続距離不安を払拭するため、バッテリー性能と空力設計を徹底的に見直した」と説明する。

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中国市場での競争激化

中国では、BYDやテスラなどがEV販売で先行。2023年の中国EV販売台数は前年比35%増の約760万台に達し、市場シェア争いが激化している。トヨタは中国向けにbZ4Xの現地生産を計画しており、価格競争力の向上を目指す。

アナリストは「トヨタは中国市場で存在感を示すため、さらなるコスト削減と現地ニーズに合わせた機能追加が必要」と指摘する。

今後のEV戦略

トヨタは2026年までに全世界で10車種のEVを投入し、年販売台数150万台を目標に掲げる。bZ4Xの改良はその第一歩であり、次世代バッテリーやソフトウェア定義車両(SDV)の開発も加速する方針だ。

同社は「EVだけでなく、ハイブリッドや水素エンジンなどマルチパスウェイ戦略を堅持する」と述べており、全方位での電動化を進める。

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