EVシフト加速、2025年に世界販売台数が過去最高へ
EVシフト加速、25年に世界販売過去最高へ

電気自動車(EV)の世界販売台数が2025年に過去最高を更新する見通しだ。市場調査会社のデータによると、2025年の世界EV販売台数は前年比30%増の1500万台に達すると予測されている。この成長を牽引するのは中国市場であり、同国では政府の補助金政策や充電インフラの整備が進み、EV普及が加速している。

中国市場の拡大が世界を牽引

中国は世界最大のEV市場であり、2025年には国内販売台数が800万台に達する見込みだ。比亜迪(BYD)や上海汽車などの地元メーカーがシェアを拡大しており、テスラも上海工場での生産を増強している。中国政府は2035年までに新車販売の50%をEVとする目標を掲げており、政策支援が市場成長を後押ししている。

欧州連合(EU)も2035年までにガソリン車の新車販売を禁止する方針を打ち出しており、これに伴い欧州各国でEV需要が急増している。2025年の欧州EV販売台数は400万台に達すると予想され、フォルクスワーゲンやステランティスなどの大手メーカーがEVラインアップを拡充している。

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北米市場も成長、テスラがリード

北米市場では、テスラが引き続き市場をリードしている。同社の2025年の販売台数は200万台を超える見通しで、モデルYやサイバートラックが人気を集めている。また、米国政府のインフレ抑制法(IRA)によるEV購入補助金が需要を刺激しており、ゼネラルモーターズやフォードもEV生産を拡大している。

一方で、EVシフトには課題も残る。バッテリーの原材料であるリチウムやニッケルの価格高騰が製造コストを押し上げており、一部メーカーは価格競争に苦戦している。また、充電インフラの整備が需要に追いついていない地域もあり、特に農村部での普及が遅れている。

自動車メーカーの競争激化

こうした市場環境の中、自動車メーカー各社はEV戦略を加速させている。トヨタ自動車は2026年までにEVの世界販売台数を150万台に引き上げる計画を発表し、日産自動車は2025年に新型EVを投入する予定だ。業界アナリストは「EV市場は今後5年間で大きく変革し、競争はさらに激しくなる」と指摘する。

2025年のEV販売台数過去最高の見通しは、自動車業界の構造転換を象徴するものと言える。ガソリン車からEVへの移行は環境規制や技術革新により加速しており、消費者の選択肢も広がっている。今後の市場動向が注目される。

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