中国の電気自動車(EV)大手BYD(比亜迪)の世界販売台数が、日本メーカーを猛追している。2025年上半期の世界販売台数は前年同期比で約3割増の約200万台となり、ホンダや日産自動車を上回る勢いだ。
BYDの販売実績と成長の要因
BYDは2025年上半期、世界で約200万台を販売した。このうち約6割が中国国内で、残りが海外市場での販売となっている。特に東南アジアや南米、欧州での販売が伸びており、海外販売台数は前年同期比で倍以上に増加した。
成長の背景には、低価格帯のEVモデル「シーガル」や「アット3」の好調がある。これらのモデルは、中国国内だけでなく、海外でも競争力のある価格設定が評価されている。
日本市場での戦略と今後の見通し
BYDは2023年に日本市場へ参入し、現在は約60店舗を展開している。2025年には「シーガル」を日本で発売し、価格競争力を武器に販売を拡大している。日本での販売台数はまだ小規模だが、今後はさらに販売網を拡大する方針だ。
一方、日本の自動車メーカーはEVシフトの遅れが指摘されており、BYDの攻勢に対抗するため、新型EVの投入や価格引き下げを進めている。今後の競争は一層激化しそうだ。



