中国EVの世界販売、BYDが首位独走も新興勢力争い激化
中国EV販売、BYD首位も新興勢力争い

2025年第1四半期(1〜3月)の中国製電気自動車(EV)の世界販売台数において、比亜迪(BYD)が46万2000台を販売し、前年同期比で約15%増加して首位を堅持した。しかし、後発の新興メーカーが急成長しており、市場の勢力図が変わりつつある。

BYDは依然トップも成長鈍化

BYDは中国市場での強固な販売網と低価格モデル「海鷗(シーガル)」などの人気で販売を伸ばしたが、伸び率は業界平均を下回った。一方、小鵬汽車(Xpeng)は同四半期に前年比で2倍以上の販売増を記録し、特に「G6」SUVの欧州市場での好調が寄与した。

小米汽車(Xiaomi Auto)は2024年に発売した「SU7」が好調で、第1四半期の販売台数が7万5000台に達し、新興メーカーの中でも急成長を示した。小米はスマートフォン事業で培ったサプライチェーン管理とブランド力を武器に、EV市場で存在感を高めている。

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市場全体は拡大、競争激化

中国EV市場全体では、第1四半期の世界販売台数が前年同期比で約20%増加し、約180万台に達した。中国国内市場に加え、東南アジアや欧州向け輸出が成長を牽引した。中国汽車工業協会によると、輸出は同30%増の約40万台となった。

市場シェアではBYDが約25%でトップだが、2位の吉利汽車(Geely)が約10%、3位の長城汽車(Great Wall Motor)が約7%と続く。小鵬や小米などの新興勢はそれぞれ2〜4%のシェアだが、伸び率ではBYDを上回る。

価格競争と技術競争

各社は価格引き下げ競争を繰り広げており、BYDは2025年初めにエントリーモデルの値下げを実施した。小鵬は自動運転技術「XNGP」の搭載車種を拡大し、小米はスマートフォン連携機能で差別化を図る。

業界アナリストは「中国EV市場は今後2〜3年で淘汰が進む」と予測し、規模の経済を達成できるメーカーと、技術で差別化できるメーカーが生き残ると指摘する。BYDの王伝福会長は「競争は始まったばかりだ。当社は技術投資を継続する」と述べている。

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