BYD、日本市場で新型EV投入へ
中国の電気自動車(EV)大手BYDは、2025年に日本市場向けに新型EV「ドルフィン」を投入する計画を明らかにした。価格は300万円台を想定しており、航続距離は500キロメートル超を目指すという。BYDの日本法人であるBYDジャパンが2024年10月に発表した。
日本市場での販売目標
BYDは日本市場での販売台数目標を年間3万台と設定。2023年の日本におけるEV販売台数は約2万2000台で、BYDのシェアは約1%だった。同社はドルフィンの投入により、2025年までにシェアを5%に引き上げることを目指す。
BYDジャパンの担当者は「日本市場はEV普及が進んでおらず、大きな成長余地がある。ドルフィンは競争力のある価格と性能で、日本のユーザーにEVの魅力を伝えたい」とコメントしている。
ドルフィンの特徴
ドルフィンはBYDの主力モデルで、中国市場ではすでに販売されている。全長は約4.3メートルで、5人乗りのコンパクトハッチバック。搭載するバッテリーはBYD独自の「ブレードバッテリー」で、安全性とエネルギー密度の高さが特徴だ。
日本仕様では、充電規格をCHAdeMOに対応させるなど、日本のインフラに合わせた改良が施される。また、運転支援システムも搭載し、高速道路での部分的な自動運転機能を提供する予定だ。
日本市場の課題と展望
日本は主要国の中でもEV普及率が低く、2023年の新車販売に占めるEVの割合は約1.7%だった。充電インフラの不足や価格の高さが課題とされている。BYDはドルフィンにより、手頃な価格で航続距離の長いEVを提供することで、普及の障壁を下げたい考えだ。
一方で、日本政府は2035年までに新車販売を全て電動車にする目標を掲げており、市場の拡大が見込まれる。BYDは日本市場での販売網を拡大し、2025年までに販売店を100店舗に増やす計画だ。



