中国EV大手BYD、2024年売上高1000億ドル超えでテスラを凌駕
中国BYD、EV売上でテスラ超え1000億ドル

中国の電気自動車(EV)大手BYD(比亜迪)は、2024年の売上高が初めて1000億ドル(約15兆円)を超える見通しであることを明らかにした。これにより、米テスラを売上高で上回り、世界最大のEVメーカーとしての地位を確固たるものにする。

売上高と販売台数でテスラを凌駕

BYDの2024年通期の売上高は約1000億ドルに達し、前年比で約30%増加する見込み。一方、テスラの2024年売上高は約970億ドルと予想されており、BYDが初めてテスラを上回る。また、世界販売台数でもBYDは約300万台を販売し、テスラの約180万台を大きく引き離している。

BYDの躍進の背景には、低価格帯から高級車まで幅広いモデルを揃える製品戦略と、自社開発のブレードバッテリーやDM-iプラグインハイブリッド技術などの技術革新がある。特に、中国国内市場での販売が好調で、2024年の中国EV市場シェアは約35%に達した。

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海外市場への積極的な展開

BYDは中国市場だけでなく、欧州や東南アジアなど海外市場への展開も加速している。2024年にはタイに新工場を稼働させ、ブラジルやハンガリーでも工場建設を進めている。同社の海外販売台数は2024年に約50万台に達し、前年比で倍増した。

BYDの王伝福(ワン・チュアンフー)会長は「当社の目標は、持続可能なモビリティを世界中に提供することだ。技術とコスト競争力で、より多くの人々にEVを届けたい」と述べている。

今後の課題と展望

しかし、BYDには課題もある。欧州連合(EU)が中国製EVに対する追加関税を検討しているほか、米国市場への参入も依然として難しい状況だ。また、世界的なEV需要の減速や競争の激化もリスク要因となる。

アナリストは「BYDはコスト競争力と技術力で優位に立つが、貿易摩擦や地政学リスクへの対応が今後の成長の鍵を握る」と指摘する。

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