中国の電気自動車(EV)大手BYD(比亜迪)は、2024年の売上高が約1070億ドル(約16兆円)に達し、米テスラを上回って世界首位に立ったことが明らかになった。東洋経済の報道によると、BYDは2024年通期の売上高でテスラを逆転し、EV市場における存在感をさらに強めている。
売上高と販売台数の詳細
BYDの2024年の売上高は約1070億ドルで、テスラの約970億ドルを上回った。一方、販売台数ではBYDが約430万台(うちEVは約180万台)を販売し、テスラの約180万台を大きく引き離した。しかし、BYDの年間成長率は鈍化しており、2023年の前年比約60%増から2024年は約40%増にとどまった。
テスラも2024年に初めて販売台数が前年比で減少し、約180万台にとどまった。これは、EV市場全体の競争激化と需要減退が背景にあるとみられる。
市場の反応と今後の見通し
BYDの躍進は、中国政府のEV普及政策と技術革新によるコスト競争力が後押ししている。アナリストは「BYDはバッテリー技術とサプライチェーンの垂直統合で優位に立っており、今後も成長が期待される」と指摘する。一方、テスラは自動運転技術やエネルギー事業で差別化を図る方針だ。
EV市場全体では、2024年の世界販売台数が前年比で約20%増の約1700万台と予測されており、BYDとテスラの二強体制が続く見通し。しかし、BYDの欧州や東南アジアへの展開加速により、シェア競争はさらに激化しそうだ。



