中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)は、日本市場で新型SUV「シーライオン07」を発表した。同社の日本展開における最上位モデルとして位置づけられ、航続距離や価格、競合車種との比較などが注目されている。
シーライオン07の概要
シーライオン07は、BYDが世界市場で展開する中型SUVで、日本では2025年2月に発売予定。全長4,830mm、全幅1,925mm、全高1,620mmと、同社の既存モデル「ATTO 3」よりひと回り大きい。駆動方式は後輪駆動(RWD)と四輪駆動(AWD)の2種類を用意し、バッテリーはリン酸鉄リチウムイオンを採用。航続距離はRWDで最大600km(WLTCモード)、AWDで最大540km(同)としている。
価格とグレード構成
価格はRWDの「Premium」が478万円、AWDの「Premium 4WD」が528万円(いずれも税込み)。日本での販売目標は月間300台とし、まずは首都圏を中心に販売する。BYDは2023年に日本市場へ本格参入し、現在は「ATTO 3」「ドルフィン」「シール」の3モデルを展開しているが、シーライオン07は最上位モデルとしてラインアップに加わる。
競合との比較と戦略
シーライオン07の競合には、テスラ「モデルY」や日産「アリア」、トヨタ「bZ4X」などが挙げられる。BYDは価格競争力と航続距離の長さを武器に、日本市場でのシェア拡大を目指す。同社は日本で急速充電インフラの整備も進めており、2025年末までに全国で100基の急速充電器を設置する計画だ。
BYDの日本法人であるBYD Auto Japanの担当者は「シーライオン07は、日本のユーザーにEVの魅力を伝える重要なモデル。上質な走りと使い勝手の良さを提供したい」とコメントしている。



