中国の電気自動車(EV)大手BYD(比亜迪)は、2025年型の新型SUV「シーライオン07」を正式に発表した。このモデルは、同社の主力EVセダン「シーライオン」シリーズの最新作で、航続距離610kmを実現し、競争の激しい中国EV市場でのシェア拡大を狙う。
航続距離と充電性能
シーライオン07は、BYD独自のブレードバッテリーを搭載し、一回の充電で最大610kmの走行が可能。急速充電に対応し、30分で80%までの充電ができる。バッテリー容量は82.56kWhで、エネルギー密度は業界トップレベルを誇る。
先進運転支援システム
新型車には、BYD最新の「DiPilot 100」運転支援システムが搭載された。高速道路での自動運転レベル2相当の機能に加え、自動駐車や緊急ブレーキなど、安全装備も充実。また、12.8インチの回転式タッチスクリーンや、音声アシスタント「DiLink 4.0」を備え、コネクティビティも強化されている。
価格と販売戦略
シーライオン07の価格は、中国市場で19万9800元(約450万円)から24万9800元(約550万円)と発表された。BYDは、2024年後半から中国国内で販売を開始し、2025年には欧州市場への投入も計画している。
BYDの広報担当者は、「シーライオン07は、当社の技術力の結晶であり、お客様に最高のEV体験を提供します」とコメントしている。
市場への影響
中国EV市場は、テスラや蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(XPeng)などとの競争が激化している。BYDは2023年に世界で約300万台のEVを販売し、テスラを抜いて世界最大のEVメーカーとなった。今回のシーライオン07投入で、さらなる販売増加が期待される。



