MicrosoftのWindowsおよびデバイスデザイン兼リサーチ責任者を務めるMarcus Ash氏は、Windows 11の応答性改善についてInsider向けメールで説明した。Windows Latestが9月16日(現地時間)に報じている。
最近開かれたWindows Insiderの交流会に参加した同氏は、Experimentalチャネル向けWindows 11ビルドを利用している複数の参加者から、システム全体の応答性が改善したことを「感じられる」との意見を受け取ったという。この交流会は意図的に小規模な形式で開催され、参加者と直接会話する時間を多く設けることで、質問やフィードバックを聞き取ることができたとしている。
スタートメニューとタスクバーの改善、今秋に追加施策も
Ash氏は、参加者から改善を幅広い利用者に届けてほしいとの要望も受け取ったと述べ、すでにその作業が始まっていると説明した。具体的には、スタートメニューとタスクバーの改善が展開を開始しており、今秋にかけて追加の改善も「期待できる」としている。
ベンチマークによって明確な高速化が示されたわけではないが、Experimentalチャネルでは、Windows 11の応答性の改善を体感するユーザーが現れている。
デザイン段階からユーザー意見を反映する方針
メールでは、Windows Insiderに対して初期段階のデザイン案やアイデアを共有する機会も増やす方針が示された。製品として公開される前の設計段階から利用者の意見を取り入れたいという考えがある。
MicrosoftはWindows 11のスタートメニューの開発時、多数のデザイン案を社内で検討していたが、幅広い意見をフィードバックする機会すらなく、多くのアイデアが消えていった。こうした開発プロセスを経て登場したスタートメニューには、リリース後、ユーザーから改善を求める声が寄せられた。
Windows Latestは「Microsoftは今後、このような事態を避けたいと考えている」と述べ、必要とされるデザインをはじめから採用することが可能なフィードバックシステムを構築する可能性に言及した。
フィードバックの扱いも改善へ、詳細を近日公開
フィードバックの扱いを巡る課題についても、改善に向けた取り組みが進められている。MicrosoftはフィードバックHubアプリなどを介して利用者の意見を受け付けているが、一部の参加者から提案が内部でどのように扱われているかわからないとの意見があったという。
Ash氏はこの問題の解決に向けた投資を増やしていると述べ、詳細を近日中に公開する予定としている。



