UAE大使が秋田のAIデータセンター予定地を視察、地方活性化の起爆剤なるか
UAE大使が秋田のAIデータセンター予定地を視察

アラブ首長国連邦(UAE)のシハブ・アルファヒーム駐日大使が19日、AI(人工知能)向けデータセンターの建設予定地がある秋田県を視察した。大型データセンター計画を巡り、投資を検討するUAEの大使が現地を訪れるのは初めて。巨大なAIインフラが地域活性化の起爆剤となるか注目される。

建設予定地は日本海を望む工業団地

建設予定地は秋田市中心部から北西に車で約20分、西に日本海をのぞむ秋田県と秋田市が造成中の工業団地だ。大使はこの日、鈴木健太知事らと面会した。

19日朝、秋田市役所で大使を出迎えた沼谷純市長は「これから様々な協議をスタートさせる、最初のきっかけになることを祈念している」と述べて視察団を歓迎した。その後、関係者だけで約20分間話し合った。

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計画の主体は日米のITベンチャー

計画の主体は、日米のITベンチャー企業だ。秋田市のITベンチャー「エスツー」とUAEにサテライトオフィスを構える米ベンチャー「ビットグリット」が手を組み、市長や知事に縁をつないだ。秋田県と秋田市は「地元自治体は完全にウェルカムだ。やれることはすべてやる」(鈴木知事)と、そろって強力に後押しする。

AIデータセンターは、AIの学習や推論に必要な大量のデータを処理する施設で、電力消費が大きいことで知られる。秋田県は風力発電など再生可能エネルギーが豊富で、立地の優位性が指摘されている。

地域活性化への期待と課題

データセンター建設は、工事期間中の雇用創出や、運転開始後の維持管理要員の需要が見込まれる。また、周辺には関連産業の集積も期待される。一方で、電力供給や熱対策など課題も多く、計画の具体化には時間がかかるとみられる。

大使の視察は、計画の進展に向けた重要な一歩となる。今後の協議の行方と、地域への具体的な効果が注目される。

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