資生堂の藤原憲太郎社長は、化粧品選びにAI(人工知能)を頼る時代が到来する中で、「お客さまに選ばれる前に、まずAIに選ばれる必要がある」と語る。構造改革が一段落した資生堂は、AIを活用した次の成長戦略を描いている。
AI活用で感性や美容知識を拡大
AIの普及が進む中、資生堂はどのように活用するのか。藤原社長は「我々の感性や美容知識、創造性を広げるためにAIを使っていきます。独自アルゴリズムもつくり、AIを活用した商品も発売しました。資生堂が持つ膨大な肌データは他社と差別化できます」と説明する。
顧客との接点でもAIを活用している。例えば、スキンケアブランドの「エリクシール」では、顔写真で肌の状態を測り助言するAIスキンアナライザーを提供している。
AIに選ばれるための取り組み
藤原社長は「化粧品を選ぶ時にAIを頼る人は今後も増えるでしょう。お客さまに選ばれる前に、まずAIに選ばれる必要があります。そのために我々が持つ文献・知見をAIに向けて読みやすくしています。説得力を持って、AIにお客さまに商品を勧めてもらえます」と述べた。
一方、化粧品業界では韓国コスメの台頭など競争が激化している。資生堂は独自の強みを生かしながら、AI時代の化粧品選びに対応していく構えだ。