プログラミング言語「PHP」の重大な脆弱性をめぐり、修正プログラムの公開前から攻撃の試みがあったことが、米アマゾンのサイバー脅威分析チーム「Amazon Threat Intelligence」の分析で明らかになった。公開後は数百万件の攻撃が観測されており、日本を含む世界各地の企業や官公庁が対応に追われている。
公開4日前から攻撃の試み
PHPの脆弱性の詳細や修正プログラムが公開されたのは日本時間21日午後11時ごろ。しかし、Amazon Threat Intelligenceは、公開の4日前の17日、同チームが監視のために設置している「おとりサーバー」への攻撃の試みを観測していたと明らかにした。この攻撃は今回の脆弱性を悪用したものとみられ、攻撃者が何らかの形で公開前に情報を知っていたことになる。どのように知ったかは「依然として不明」という。
公開前後の攻撃状況
21日も、公開前の日本時間午前11時から午後5時にかけて、おとりサーバーに対して攻撃の試みがあったという。修正プログラムが公開された後には、数百万件の攻撃が観測されている。PHPは世界の7割のサイトで使用されており、悪用された場合の影響は大きい。政府サイトの一部停止やウィキペディアへの影響も報告されており、各国の企業や官公庁が対応に追われている。