ラスベガスにハッカー2万5千人集結、DEF CONでAI時代の役割を議論
ラスベガスにハッカー2万5千人集結、DEF CONでAI時代の役割を議論

「ハッカー」と聞いて、どんな人を思い浮かべるだろうか。パソコン一つで政府や大企業のシステムをダウンさせる人? 黒いパーカのフードを目深くかぶっている人? 実態があまり知られていない彼らが毎夏、米西部ラスベガスで集うイベントがある。記者も米国に飛んだ。

「ハッカーの祭り」DEF CONに約2万5千人

8月上旬、ラスベガスの会議施設に約2万5千人が詰めかけた。「ハッカーの祭り」と称される「DEF CON(デフコン)」の会場だ。

Tシャツに短パンといったカジュアルな軽装が多いが、恐竜の着ぐるみ姿や、お手製とみられるデバイスを全身にまとった個性あふれる装いの人も。受付には「人間はこちら」と書かれた看板が立てられていた。

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1993年に始まったハッカー交流の場

デフコンは1993年に「ダーク・タンジェント」のハンドルネームで知られるハッカーのジェフ・モス氏が始めた。参加者は独自開発したプログラムや、研究成果を発表し合う。目的は、デジタル社会の安全を守るため、技術者同士で最新の知見を共有し合うことだ。

展示ホールに入ると、薄暗い空間に数十のブースが並び、多くの参加者たちが真剣にパソコンに向き合っていた。

AI社会で変わるハッカーの役割

期間中、会場の内外ではハッキング能力を競うコンテスト「Capture The Flag(CTF)」も開催され、日本のハッカーたちも参加。チームメンバーとはチャットで情報共有しながら競技を進めていた。

急速に変化するAI社会の中で、ハッカーの役割についても議論が交わされた。会場では、AIを駆使したサイバー攻撃の脅威や、セキュリティ対策の最前線に関する発表が行われ、技術者たちが最新の知見を持ち寄った。

デフコンは、ハッカーたちが集い、デジタル社会の安全を守るための知識を共有する場として、今後もその役割を果たしていくことになる。

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