Windows 11 7月更新KB5101650の新機能5選、ウィジェット刷新やポイントインタイムリストアなど
Windows 11 7月更新KB5101650の新機能5選

ウィジェットが刷新、ホバー起動がデフォルト無効に

Windows Latestは7月17日、Windows 11バージョン25H2および24H2向け7月の更新プログラム「KB5101650」に含まれる新機能を紹介した。この更新プログラムは7月14日にリリースされ、多数の脆弱性を修正する一方、複数の新機能も導入する。ただし、これらは段階的に提供されるため、更新直後にすべて利用できるとは限らない。

まず、タスクバーのウィジェット(ショートカットキー「Win+W」)が刷新された。ウィジェット設定の「ホバー時に開く」がデフォルトで無効に変更され、通知やバッジの動作も控えめになった。さらに、バッジの色は赤からWindowsのアクセントカラーに変更され、初回起動時の誘導先はMSNフィードからウィジェットダッシュボードに変更された。広告やフィードコンテンツも見直され、ロック画面では複数カードの表示を取りやめ、天気ウィジェットのみを表示する。Windows Latestによると、これらの変更は設定から従来の表示に戻すことが可能とされる。

Windows Updateの一時停止が無期限に

Windows Updateの「更新の一時停止」の上限が撤廃された。従来は一度に指定できる期間は最大35日だったが、延長回数の上限がなくなり、繰り返し一時停止できるようになる。停止期間の延長に伴い、日付選択もカレンダーコントロールに変更される。無期限停止を実現したい場合は、定期的に停止期間の延長を繰り返す必要がある。

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ポイントインタイムリストアでシステムを過去の状態に回復

システム全体を数時間または数日前の状態に回復する「ポイントインタイムリストア」が導入された。Windows Updateの不具合、破損したドライバー、設定ミス、マルウェアの侵害など、予期しない問題に遭遇した際にシステムを回復できる。同機能は設定アプリの「システム」→「回復」→「ポイントインタイムリストア」の「表示または編集」ボタンから調整可能。復元ポイントの作成頻度は最小4時間、最大24時間、保持期間は最大72時間とされるが、Windows Latestの記者環境ではこれらのコントロールが無効化されており、細かな調整は確認できていない。

Windows Latestによると、同機能はストレージ容量が200GB以上の環境に限りデフォルトで有効化される。128GBなどの限られた容量で機能を使用したい場合は、手動で有効化する必要がある。復元作業はWindows回復環境(WinRE)から行う。

スクリーンティントで画面の色調整、眼精疲労軽減へ

PCの長時間使用に伴う頭痛および眼精疲労の軽減を目的とするアクセシビリティ機能「スクリーンティント」が導入された。画面の色合いと明るさを調整することで、体への負担を軽減する可能性がある。Windows Latestは、光過敏症でサングラスなどを常用しているユーザーや、特定の色を不快に感じるユーザーに同機能の利用を提案している。機能は設定アプリの「アクセシビリティ」→「スクリーンティント」から調整できる。

Bluetooth接続の信頼性が向上、マイクミュート同期も改善

Windows Latestが「長らくWindowsの問題だった」と指摘するBluetooth関連の問題が修正された。マイクのミュート同期、デバイスの互換性、接続速度および信頼性などが向上し、さらにスマートフォン連携(Phone Link)の通知音も状態に合わせて適切に制御するようになる。特にマイクのミュート同期の改善は重要で、ハンズフリーデバイス(ヘッドセットなど)のミュートボタンが正しく機能するように修正された。これまではミュートに失敗して気まずい思いをすることがあったが、今後はこのリスクを回避できる。Windows Latestによると、この改善はBluetoothのHFP(Hands-Free Profile)のみに適用される。

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ストレージ消費問題の修正には注意が必要

KB5101650では、ストレージを際限なく消費する不具合が修正された。これはCapabilityAccessManagerサービスのデータベースファイル「CapabilityAccessManager.db-wal」が肥大化することで引き起こされる。Windows Latestによると、この不具合はKB5101650のインストールによって修正されるが、肥大化したファイルのクリアに失敗する場合がある。その場合は手動によるクリアが必要とされ、記者は手順を解説している。しかし、この作業に失敗するとWi-Fiおよびカメラのアクセス権限を破壊するとの報告がある。作業の必要性を慎重に見極め、事前にバックアップを作成してから実施することが望まれる。

前述の新機能および機能の改善は、KB5101650をインストールすることで体験できる。ただし、これらは段階的な展開の対象となっており、インストール後すぐに利用できるとは限らないため注意が必要だ。