Amazon Web Services(AWS)は2024年4月30日、企業向け生成AIサービス「Amazon Bedrock」の正式提供を開始したと発表した。同サービスは、大規模言語モデル(LLM)などの基盤モデルをAPI経由で利用できるマネージドサービスで、企業は自社データを用いてモデルをカスタマイズし、生成AIアプリケーションを構築できる。
主な機能と特徴
Amazon Bedrockでは、AnthropicのClaude、AI21 LabsのJurassic-2、Stability AIのStable Diffusionなど、複数の基盤モデルを選択可能。また、AWSが独自開発した「Amazon Titan」モデルファミリーも利用できる。企業は、自社のデータを使ってモデルを微調整(ファインチューニング)したり、検索拡張生成(RAG)を実装したりすることで、より正確で関連性の高い応答を生成できる。
セキュリティとプライバシー
AWSは、Amazon Bedrockにおいて、データの暗号化やアクセス制御など、エンタープライズグレードのセキュリティ機能を提供。顧客データはモデルのトレーニングには使用されず、プライバシーが保護される。また、AWSの既存のコンプライアンス認証を活用できるため、規制の厳しい業界でも安心して利用可能。
利用事例と価格
既に、トヨタ自動車やドイツ銀行など、複数の大手企業がAmazon Bedrockを採用している。価格は使用量に応じた従量課金制で、モデルごとに異なる料金が設定されている。例えば、Claude Instantは1000トークンあたり0.00163ドルから利用できる。
AWSのSwami Sivasubramanian氏(データ・AI担当バイスプレジデント)は、「Amazon Bedrockは、企業が生成AIの力を安全かつ責任ある方法で活用できるように設計されている」と述べている。



