リーガルテック業界は、契約書レビュー、案件管理、リサーチなど目的ごとに各社がAIを活用したサービスを競い合い、百花繚乱の様相を呈している。そんな中で、リサーチ分野で圧倒的な強さを発揮しているのが「リーガルスケープ」だ。金融ジャーナリストの伊藤歩氏が、その秘訣に迫る。
弁護士のリサーチ業務をAIが瞬時に代行
クライアントから相談を受けた弁護士が、答えを用意するにあたって最も時間を取られるのがリサーチ業務である。過去の類似事案の判例、対象となる法律の条文とその解釈に関する専門書、行政から出ているガイドラインなどを揃え、そこから最適な戦略を練り上げる。数時間から数日かかるこの作業を、AIを活用したリーガルリサーチサービスは瞬時にこなしてくれる。数あるリーガルサービスの中でも、今や弁護士にとって必要不可欠なツールになりつつある。
国内弁護士の5人に1人が利用、東京では3人に1人
そのリーガルリサーチツールの中で、リーガルスケープのサービスは国内約4万8000人の弁護士のうち5人に1人、東京の弁護士に限定すれば実に3人に1人が利用している。この高い利用率は、同業他社を圧倒するコンテンツの「質」と「量」に支えられている。
判例データベースとの連携が強み
リーガルスケープは、膨大な判例データベースと連携しており、ユーザーは過去の判例を瞬時に検索・参照できる。また、法律の条文や専門書、行政ガイドラインなども網羅的にカバーしており、リサーチの精度とスピードを大幅に向上させている。さらに、AIが文脈を理解して関連情報を提示するため、弁護士はより効率的に戦略を練ることができる。
なぜこれだけの評価を得ているのか
リーガルスケープが支持される理由は、単なる検索機能の高さだけではない。継続的なコンテンツ更新と、実際の弁護士業務に即した使いやすさが評価されている。伊藤歩氏は「リーガルスケープは、弁護士の業務プロセスを深く理解した上で設計されており、リサーチの質を落とさずに時間を大幅に短縮できる点が支持されている」と分析する。
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