「スマホばかり」の子に読ませたい本 東大卒が紹介する3冊
「スマホばかり」の子に読ませたい本3冊 東大卒が紹介

東京生まれだが大学入学まで渋谷や新宿に行ったことがなかった筆者は、初めて新宿の都庁周辺を歩いた際、背筋が伸びる思いをした。地元の足立区綾瀬や葛飾区亀有にはない高層ビルに圧倒されたからだ。それどころか、一軒家の住宅街や広い公園が多く、土地を贅沢に使っている印象があるという。

なぜ新宿に高層ビルが集中するのか?

その謎を解く鍵は、数万年前の氷河期にある。『カラー増補改訂版 自然のしくみがわかる地理学入門』(ベレ出版)によると、氷河期以降に様々な山や谷ができた中で、新宿は地面が最も固く高台にあるため工事費が安く済むからだという。もちろん、複雑な川の流れや人の営みの記録があり、本書で詳しく解説されている。

本書では他にも「なぜ東横線は地面と同じ面を走ったり高台面を走ったりするのか?」「なぜ山手線駅には階段を上る駅と下る駅があるのか?」といった謎が次々と提示され、すぐに氷解する。普段気に留めない日常の違和感を鋭く指摘され、解説される快感は本書ならではだろう。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

「極貧の学生時代、この話を彼女にしたら全くウケなかった」といった人間臭いエピソードも紹介されており、日常の通学・通勤路を見る目線が変わる一冊だとしている。

スーパーこそ最高の地理教材

もう一冊は、『スーパーって観光地やねん』(青月社)。著者は東京大学経済学部に推薦入学した現役東大生の下村英理氏。スーパーに置かれたご当地グルメこそが本当の「ご当地の味」であり、スーパーは街中で地理の学びを得られる最高の実地教材だと語る。

普段何気なく訪れる地元のスーパーも、視点を変えれば観光地のように楽しめる。これらの本は、スマホばかりの子どもの知的好奇心を刺激するのに役立つだろう。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ