セリアの110円スマホスタンド「置くだけで音が広がる」を徹底レビュー
セリア110円スマホスタンド「置くだけで音が広がる」レビュー

セリアで見つけた110円のスマホスタンド

スマホで音楽を流したり、家事をしながら動画を見るとき、本体スピーカーの音が物足りなく感じることはないだろうか。Bluetoothスピーカーを用意するのは面倒という人に、セリアで見つけたイノマタ化学の「置くだけで音が広がるスマートフォンスタンド」が110円で販売されている。電源を使わず、スマホを置くだけで音を前方へ広げる構造だ。カラーはホワイトとダークグレーの2色展開で、デスクやキッチンに置きやすいシンプルなデザイン。

電源不要のシンプルな仕組み

多くのスマホは本体下部にスピーカーを搭載しており、このスタンドに置くと左右の丸い壁が音を受け止めて手前に広げる反射板のような役割を果たす。電池やケーブル、アプリ設定は不要で、ペアリングの必要もない。スマホを置けばすぐに使え、デスク、キッチン、寝室の枕元など場所を選ばず気軽に利用できる。本体はポリプロピレン製で軽量。高級感はないが、110円のスタンドとしてはシンプルで扱いやすく、汚れても拭き取りやすいためキッチン周りでも気兼ねなく使える。

充電しながら使える便利な設計

底面にはケーブルを通す差込口があり、内部に充電ケーブルの端子を引っかける固定ストッパーも備わっている。充電ケーブルを通しておけば、スマホを立てたまま充電しながら音楽や動画を再生できる。デスク上に置きっぱなしにすれば簡易的な充電スタンドとしても使え、ストッパーでケーブルの端子が外れにくく、配線もすっきりまとまる。ただし、太めのケーブルや大きめのコネクタ、厚みのあるケースを使っている場合は端子の位置が合いにくかったり、スマホが浮いたりする可能性があるため、手持ちのケーブルで収まりを確認する必要がある。

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実際の音質効果と測定結果

肝心の「音が広がる」効果を試したところ、スマホを机にそのまま置いたときよりも音が前に出てくる印象で、特に人の声やBGMは輪郭がはっきりして聴き取りやすくなった。ただし、音量が劇的に大きくなるわけではなく、音の向きが整い音量もわずかに上がる程度。アンプ内蔵の電源式スピーカーのような増幅はない。ラジオ、ポッドキャスト、YouTubeのトーク系動画など声の聞き取りやすさを重視するコンテンツと相性が良く、低音の迫力や音楽の厚みを期待するならBluetoothスピーカーが適している。

効果はスマホのスピーカー位置に左右される。下部スピーカー搭載のiPhone 17 Proで縦置き試用したところ、音が聞き取りやすくなり音量もわずかに増加。下部スピーカーがスタンドの壁にしっかり収まるため効果を実感できた。Android端末でもスピーカー位置が合えば変化を感じられる可能性がある。元の音量をかなり絞っていると効果は薄く、ある程度ボリュームを上げた状態のほうが変化を感じやすい。

騒音計アプリで約30cm離れた位置で測定したところ、横置きが約51dBに対し縦置きは約55dBと約4dBの増加を確認。数値上も縦置きの効果が示された。

横置きと縦置きの使い分け

横置きでも使用可能で、動画視聴用スタンドとして使える。ただし音を広げる構造を活かせるのは縦置き。下部スピーカー搭載機種では横置きにするとスピーカーがスタンドからはみ出し、効果はほとんど得られない。音楽やラジオは縦置き、動画視聴は横置きと使い分けるのが良い。横置き時は普通のスマホスタンドとして機能する。

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屋内・車内向け、屋外では効果薄め

静かな室内など囲まれた空間で効果を感じやすい。家事中のBGM、洗面所でのラジオ、車内で充電しながら音楽を流す用途に向く。一方、屋外では風や雑音にかき消されやすく、キャンプや公園では外部スピーカーが適している。本体が軽いため重いケースを付けた大型スマホでは安定感が端末次第。タブレットのような大型端末には向かない。

110円のコストパフォーマンス

過度な期待は禁物だが、電源不要で置くだけで音が少し聴きやすくなり、充電スタンドとしても使える実用性を110円で得られるのはコストパフォーマンスが良い。キッチンや洗面所、デスク、車内など「ちょっと音を流したい場所」に一つ置いておくと重宝する。割り切って使えば110円で試す価値は十分にある。