成田空港、落とし物のAI検索サービス導入 スタッフの負担軽減
成田空港、落とし物のAI検索サービス導入 スタッフ負担軽減

成田国際空港会社(NAA)は10月1日、AIを使って空港内の落とし物を検索するサービス「落とし物クラウドfind」を導入した。24時間問い合わせることが可能で、持ち主はチャット上でやり取りする。返却率の向上とともに、落とし物担当スタッフの業務負担の軽減を図る。

AIが落とし物の情報を照会

「find」(東京都)が手掛けるサービス。持ち主がチャットで落とした時間や場所、モノの特徴などを送信すると、データベースに登録された落とし物の情報をAIが照会するシステムだ。日本語のほか英語、中国語、韓国語に対応。午後9時以降の問い合わせは、翌日午前9時以降に順次回答する。

インバウンド(訪日外国人客)の増加に伴い、新型コロナウイルス禍の収束以降、成田空港の落とし物の件数は毎年過去最多を更新。2025年度は5万6289件だった。

電話対応の負担軽減へ

これまでは、電話窓口を設けて落とし物の問い合わせに対応していた。スタッフの照会業務の負担が重くなっていた。NAAの担当者は「電話対応では言葉の壁もあり、意思疎通が難しい場面もあったので、サービス向上につながる」と話した。