ミツカンは6月19日、東京ヘッドオフィスにて「フルーティスアレンジ研究会」を開催した。同社の会員プログラム「ミツカン365」に登録する20代から40代を中心とした15名が集まり、新感覚リフレッシュドリンク「フルーティス」を使ったレシピ開発に挑戦。フルーティスが持つさらなる可能性を追求した。
ブランドリニューアルの背景
イベントの冒頭、ミツカン飲料企画課の田中菜々美さんが登壇。フルーティスが今年2月に遂げたブランドリニューアルの背景について説明した。これまでの食酢飲料は「健康のために酸っぱいのを我慢して飲む」という、50〜60代をメインとした健康志向のイメージが強かった。しかし、新生フルーティスがターゲットに据えたのは30〜40代の女性。コンセプトは「お酢の力で果実をおいしく味わうリフレッシュドリンク」だ。
「新しいフルーティスはお酢が主役ではなく、あくまで脇役。果実の美味しさを引き立てるための『隠し酢』という考え方を取り入れています」と田中さんは解説。プロの料理人が味の輪郭をはっきりさせるため、料理に数滴のお酢を垂らす技術を応用した「フルーティアップ製法」が肝だと話す。また、開発チームは「口に含んでから飲み終わるまでのわずか5秒」の味わいをコントロールするため、トップ、ミドル、ラストの香りと味の移り変わりを計算。シャインマスカットには「塩」を隠し味に入れてジューシーさを演出し、あまおうには「焙煎した砂糖」でコク深い甘みを出すなど、商品開発の舞台裏も明かされた。
フルーティス診断で気分に合った一杯を
続いて、参加者たちは自身のスマートフォンを使い、10問の質問に答える「フルーティス診断」に挑戦した。「リラックスするときはアクティブ派か、ゆったり派か」「今の気分は元気チャージか、ホッと一息か」といった設問に答えていくことで、そのときの気分に最適なフレーバーと割り材が提案される仕組みである。「スカッと気分をリセットしたい」タイプには「シャインマスカット×サイダー」、「まったり癒やされたい」タイプには「ピーチ×ミルク」といった具合だ。
参加者が挑むアレンジレシピ開発
そしてイベントは、この日の主題であるアレンジレシピ研究へ。テーマは「贅沢時間にピッタリの一杯」。各班にはメインとなるフレーバー(白桃、あまおう、シャインマスカット、ざくろ)が割り振られ、テーブルに並んだ16種類もの割材を駆使し、オリジナルレシピの開発に取り組んだ。参加者らはA〜Dの4チームに分かれ、それぞれが担当するフレーバーに合いそうな割材を次々にブレンド。試作中は、「白桃とオレンジ、美味しいけどオレンジが強くなると桃がどこかへ行っちゃう」「匂いはちょっとキツそうだったけど、意外にあまおうとトマトは合うかも」「マスカットとコーヒー、新しい感じ」「ざくろとジャスミンで香りがすごくよくなった」と会話も弾み、最後まで果敢にチャレンジを続けた。
チームごとのオリジナルレシピ発表
いよいよレシピの発表タイムへ。Aグループは「フルーティス 白桃1:リンゴジュース2:炭酸1」で作る『さっぱりまったり白桃カクテル』を開発。スポーツ後や疲れを癒やしたいシーンを想定した。試作段階では「お湯割り」も好評だったが、最終的には爽快なカクテル風に仕上げた。Bグループは、「フルーティス あまおう」とコーヒーを組み合わせた『コーヒーキャンディ』を提案。コーヒーをより贅沢にしたいという発想から生まれたレシピで、どこか懐かしくレトロな風味で、仕事の合間のリラックスタイムに最適だという。Cグループは『マスカットオレンジティー』を開発。無糖紅茶をベースに、「フルーティス シャインマスカット」とオレンジジュースを2:1:1の割合で配合。甘すぎず、紅茶の香りが際立つさっぱりとした味わいは、“華金の夜”にぴったりな仕上がりとのこと。Dグループが提案したのは『ざくろカルピスソーダ』で、レシピは「フルーティス ざくろ1:カルピス1:炭酸2」の割合。トマトジュースとの組み合わせも試したが、最終的には夜にゆっくり飲める癒しを追求した。お菓子ともあれこれ合わせながら楽しんだ末にたどり着いた、贅沢な甘みの一杯だ。
フルーティスの新たな可能性
“健康のために我慢してお酢を飲む”というフェーズから、果実の旨味を楽しんで味わうフェーズへ。今回の研究会で披露された数々のレシピは、フルーティスが持つポテンシャルの高さを改めて証明するものとなった。



