国際教養大学の学生で構成する企業「ベアベル」は13日、クマの出没情報を地図上に表示するアプリ「クマップ」の正式版を公開した。離れて暮らす家族の周辺での出没を即座に知らせる機能を備え、同社は「守りたい人がいる方に使ってほしい」と訴えている。
即時通知と3つの受信方法
クマップの最大の特徴は、投稿された出没情報を5秒以内に通知する即時性。通知を受け取る方法は3種類ある。1つ目はスマートフォンの位置情報に基づき、利用者の近くに出没した際に知らせる機能。2つ目は自宅や職場など特定の地点を事前登録し、その周辺での出没を通知する「スポット」機能。3つ目は遠方に住む家族の近くでの出没を把握できる「ファミリーリンク」機能だ。
情報共有と自治体警報の統合
アプリは出没情報の投稿・確認に加え、クマ対策の取り組みを利用者同士で共有できる「掲示板」や、秋田県の「ツキノワグマ出没警報」など各自治体の警報を一覧表示する地図も提供する。自治体の公開データやユーザー投稿から得た野生動物の出没情報をマップ上に表示し、虚偽情報を排除するためAIで投稿の信頼度を評価する。利用は無料で、iOSとAndroidに対応している。
現在は北海道・東北6県、全国展開へ
現時点では北海道と東北6県のみの対応だが、今後は全国展開を目指す。鉄道会社や運送会社などへの営業も計画している。ベアベル代表の服部悠大さん(22)は「子どもからお年寄りまで使いやすく、日常にとけ込むアプリを目指した。遠くに家族が住んでいる人にも使ってほしい」と語った。



