インドの中古スマホ市場が急成長、2028年には世界最大級に
インド中古スマホ市場、2028年に世界最大級へ

インドの中古スマートフォン市場が急速に拡大している。調査会社のカウンターポイント・リサーチによると、2023年のインドの中古スマホ市場規模は約3兆5000億ルピー(約6兆3000億円)に達し、前年比で約20%増加する見通しだ。この成長は、新機種の価格高騰や消費者の節約志向、そして中古スマホの品質向上が背景にある。

市場拡大の要因

インドでは、スマートフォンの普及率が急速に高まっているが、新機種の価格は平均して3万ルピー(約5万4000円)以上と高額だ。一方、中古スマホはその半額以下で入手できるため、価格感応度の高いインド消費者に支持されている。また、中古スマホの品質を保証するリファービッシュ(再生)業者の増加も市場拡大を後押ししている。

カウンターポイントのアナリスト、プラチュル・シャルマ氏は「インドの中古スマホ市場は、2028年までに世界最大級の市場に成長する可能性がある」と指摘する。同氏によると、現在インドは米国、中国に次ぐ世界第3位の中古スマホ市場だが、2028年にはこれらの国を追い抜く可能性が高いという。

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中古スマホの流通経路

インドの中古スマホは、主にオンラインマーケットプレイスやリファービッシュ業者を通じて販売されている。大手ECサイトのフリップカートやアマゾンも中古スマホの取り扱いを強化しており、消費者は簡単に購入できる。また、オフラインの携帯電話ショップでも中古スマホの販売が増えている。

特に、農村部や地方都市では中古スマホの需要が高い。新機種を購入する余裕がない層が、初めてのスマホとして中古品を選ぶケースが多い。さらに、若年層の間では、最新モデルを頻繁に買い替える傾向があり、その結果、中古市場への供給も増えている。

環境への影響と課題

中古スマホ市場の拡大は、電子廃棄物の削減にも貢献している。スマートフォンの寿命を延ばすことで、資源の有効活用が進む。しかし、品質や保証の問題、そして中古品の価格変動が課題として残る。特に、不正な改造や模倣品の流通を防ぐための規制強化が求められている。

業界団体のインド・モバイル・リユース協会(IMRA)のラビ・シャルマ会長は「中古スマホ市場の持続的な成長には、業界全体での品質基準の統一と、消費者の信頼獲得が不可欠だ」と述べている。

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