APAMANは5月28日、2024年10月1日から2025年9月30日までの期間にアパマンショップ公式サイトのユーザーを対象に実施した「住みたい駅ランキング2026年」の結果を発表した。調査は全国のエリア別に行われ、前年1位の駅が引き続き上位を維持するエリアがある一方、複数のエリアで1位が入れ替わる結果となった。
北海道・東北エリア:麻生駅と泉中央駅が連覇
北海道エリアでは、札幌市北区の麻生駅が前年に続き1位を獲得。札幌市営地下鉄南北線の駅で、JR新琴似駅も近く、交通利便性の高さが特徴だ。2位には新札幌駅、3位には帯広駅が入り、札幌市内だけでなく道東エリアの主要駅も上位にランクインした。
東北エリアでは、仙台市泉区の泉中央駅が前年に続き1位に輝いた。仙台市地下鉄南北線の駅で、仙台市北部の生活拠点として駅周辺の利便性が高い。2位には大曲駅(前年5位から上昇)、3位には追分駅(前年8位から上昇)が入り、秋田県内の駅への関心も見られた。
関東エリア:蒲田駅が1位に浮上、都心アクセスと生活利便性が鍵
関東エリアでは、前年1位の荻窪駅に代わり、蒲田駅が1位にランクイン。2位に荻窪駅、3位に高円寺駅と、上位3駅はいずれも東京都内の駅となり、都心方面へのアクセスや日常生活の利便性を重視した検索傾向が顕著に表れた。
甲信越・北陸エリア:甲府駅が連覇、小杉駅が初の1位
甲信越エリアでは、山梨県甲府市の甲府駅が前年に続き1位。JR中央本線とJR身延線が利用できる山梨県内の主要駅で、路線バスや高速バスの利用もしやすい交通拠点だ。2位には新潟駅、3位には豊栄駅がランクインし、新潟市内の駅への関心も見られた。
北陸エリアでは、富山県射水市の小杉駅が1位に選ばれた。あいの風とやま鉄道が利用でき、富山市方面・高岡市方面へのアクセスがしやすい点が特徴。2位に富山駅、3位に前年1位の金沢駅が続き、主要駅だけでなく日常の移動や生活圏を意識した駅への関心がうかがえる。
関西エリア:南草津駅が1位、滋賀・奈良の駅が上位に
関西エリアでは、前年1位の江坂駅に代わり、滋賀県の南草津駅が1位となった。上位には大和西大寺駅、堅田駅、草津駅、瀬田駅など、滋賀県・奈良県の駅が多く入り、大阪中心部だけでなく周辺エリアを含めた広域で駅検索が行われている傾向が見られる。
中国・四国エリア:鳥取駅が1位、生活圏の駅も上位に
中国・四国エリアでは、鳥取県鳥取市の鳥取駅が1位に。JR山陰本線と因美線が利用できる鳥取市の主要駅だ。2位には岡山県倉敷市の中庄駅、3位には広島県福山市の松永駅が入り、前年1位の福山駅から1位が入れ替わった。県庁所在地の主要駅に加え、生活圏として利用される駅も上位に入っている。
九州・沖縄エリア:大橋駅が1位、福岡市内の駅が上位独占
九州・沖縄エリアでは、前年1位の博多駅に代わり、福岡市の大橋駅が1位に。2位に姪浜駅、3位に西新駅が入り、上位3駅はいずれも福岡市内の駅がランクインした。福岡市中心部へのアクセスと日常生活の利便性を両立しやすい駅への関心がうかがえる。
東海エリア:静岡駅が連覇、藤が丘駅も上位に
東海エリアでは、静岡市葵区の静岡駅が前年に続き1位。JR東海道新幹線とJR東海道本線が利用できる静岡県内の主要駅で、通勤・通学や広域移動に便利だ。2位には藤が丘駅、3位には浜松駅が続き、名古屋市名東区の藤が丘駅も上位に入り、都市部へのアクセスや生活利便性を重視した検索傾向が見られた。
傾向:暮らしやすさ重視へと変化
2026年版のランキングでは、関東の蒲田駅や関西の南草津駅、九州の大橋駅など、「都心へのアクセス」と「日常生活の利便性」を両立できる駅が上位に浮上した。かつてはブランド力の高い都心駅が注目される傾向もあったが、近年は住宅価格や家賃の上昇を背景に、通勤利便性だけでなく買い物や子育て環境まで含めた「暮らしやすさ」が重視されている。住まい探しにおいても、「どこに住みたいか」から「どう暮らしたいか」へ、価値観の変化が表れている結果といえる。



