2026年下半期を控え、Z世代の若者たちがこれから流行ると思うものについて、市場調査会社のアスマーク(東京都墨田区)などがインターネットでアンケートを実施した。生成AIに作成させた画像「AIイラスト」や、テレビアニメ化された漫画「日本三国(にっぽんさんごく)」、女子高生ロックバンドの「ねぎ雨留姫」など、コンテンツ関連が上位に入った。
アニメや高校生バンドに視線
アンケートは6月、「Z世代向けトレンド」を調べるため、全国の15~29歳の男女600人を対象に行った。
1位の「AIイラスト」(6.5%)は、テキストや画像を入力するとAIが自動生成するイラスト画像。短時間で多くの絵を作れるのが特徴で、回答者からは「AIにまかせて簡単にイラストが作れる」(男性15~19歳)、「自分で使う機会があり、周りの友達も使っていた」(同)といった身近な実用性が理由に挙がった。
2位の「日本三国」(4.5%)は、三国に分裂した近未来の日本を舞台に再統一を目指す若者の活躍を描く漫画、藤本いっかさんの作品。26年4~6月にテレビアニメ化された。「アニメのクオリティが高い」(男性25~29歳)、「話の流れやくだりが面白い」(男性15~19歳)など、作品の魅力が人気を呼んでいる。
3位の「ねぎ雨留姫」(3.8%)は、日本の女性4人組ロックバンド。25年に本格的な活動を開始した当時、メンバーは現役高校生で、回答者たちと同世代にあたる。「学校でも話題」(女性15~19歳)「歌が好き」(同)と、共感を集めている。
「イーロン・マスク」も同率3位
同率の3位には「イーロン・マスク」が入った。SNSを中心に使われ始めた表現で、その名の通り、約4万kmを歩いて日本初の実測地図を作った歴史的人物になぞらえ、極端な長距離を徒歩で移動する人々を指す。「お金をかけずに楽しめる。すでに流行り始めている」(女性25~29歳)「体力があれば誰でも簡単にできる」(男性20~24歳)と、「タイパ」重視の時代に合わせて非効率を楽しむ行動が、意外な浸透ぶりを見せている。
「カワイイ系」アイドルも
このほか、トップ10には、男性アイドルグループ「KO1KEYZ」(2.7%)が5位に、「カワイイ系」と呼ばれる女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」と同じ事務所に所属する「SWEET STEADY」(1.2%)が9位に、「MORE STAR」(1.0%)が10位に、それぞれ入った。
また、野菜や魚など好みの材料を一つのボウルに凝める、炊き込み風のサラダ風の食べ物「カスタムボウル系フード」(2.5%)が7位、クロワッサンと餅を掛け合わせた韓国発祥のスイーツ「クロッチ」(0.3%)が12位で、グルメも上位入り。韓国関連では、11位のランニングウェアやシューズを日常の装いに取り入れるファッション「ランニングコア」(0.8%)にも注目が集まっている。
また、PCでのプログラミング作業を効率化する開発支援AI「Claude Code」(2.7%)も5位に付け、AIへの高い関心もうかがえた。



