米ホワイトハウスのマイケル・クラツィオス科学技術政策局長は22日、人工知能(AI)を利用して技術を革新させる米国家プロジェクト「ジェネシス・ミッション」に計50億ドル(約8100億円)超を支援すると表明した。日本が初の国際パートナーとして参画しており、中国との技術覇権競争を念頭に、日米が連携を強化する。
マンハッタン計画やアポロ計画と並ぶ位置付け
プロジェクトはトランプ米大統領肝いりの国家事業で、原爆を開発した「マンハッタン計画」や人類初の月面着陸に成功した「アポロ計画」と並ぶ位置付けとなっている。
米国防総省や米航空宇宙局(NASA)など15以上の政府機関が参加し、兵器開発や重要鉱物探索など、国家安全保障や経済安保に関わる事業を進める。
日本の研究機関が参加
米エネルギー省は22日、支援対象の一部として計278件の研究を選定したと発表した。日本からは理化学研究所と高エネルギー加速器研究機構(KEK)が参加し、スーパーコンピューターを利用したAI研究や素粒子研究などの分野で協力する。
ワシントンで開かれたイベントに登壇した山田重夫駐米大使は、「政府、研究所、大学、産業界を結び付け、両国民に利益をもたらす」と強調した。



