「文系だから数学は不要」は危険?脳科学者が語る文系の時代の到来
「文系だから数学は不要」は危険?脳科学者が語る文系の時代

脳科学者の茂木健一郎氏は、人工知能の発達が「大規模言語モデル」という形で起こったことを根拠に、これからは「文系の時代」が来ると主張している。文系を「日本語や英語といった自然言語で思考を進める人」と定義した上で、言語の曖昧さがむしろ強みになると指摘する。

大規模言語モデルが示した言語の可能性

従来、言葉は曖昧で緻密なシステム的思考には向かないとされてきた。しかし、さまざまな言語に基づく大規模言語モデルは、論理的な推論から「世界モデル」まで、人工知能の高度な能力の基礎となることが示された。

このことは、自然言語が単なるコミュニケーション手段ではなく、高度な知的活動の基盤となり得ることを意味している。

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数学の限界と自然言語の復権

数学は世界を理解する有力な方法とされる一方で、方程式や統計といった従来の厳密科学の手法だけでは、人間が住む世界についての網羅的で有機的な知を築くことは難しいことも明らかになってきた。

茂木氏は、この意味で大規模言語モデルの隆盛は「自然言語の復権であり、文系の逆襲である」と述べている。

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