ソフトバンクと東北大学は27日、防災に特化した人工知能(AI)を共同開発すると発表した。8月1日に東北大の災害科学国際研究所内に「共創研究所」を設立する。
デジタルツインと言語モデルの融合
東北大は現実世界の街や地形を仮想空間に再現する「デジタルツイン」の研究を進めており、地震や津波による被害を予測できる。ソフトバンクが持つ「大規模言語モデル」と呼ばれる言語系AIと組み合わせることで、「どの避難所に向かうべきか」「どの経路で救援物資を運ぶべきか」といった具体的な対応策を示せるようになるという。
東日本大震災の記録を活用
AI開発には、東日本大震災などで蓄積した災害記録や語り部の証言も組み合わせる。高度な被害予測に加え、避難や救助などの対応を提案し、避難計画の策定など自治体の防災・減災政策を支援する。
2026年度に実証実験
2026年度には宮崎県日向市で南海トラフ地震を想定した実証実験を行い、将来的には自治体への導入を目指す。



