パナソニック コネクトは29日、2025年度における生成AI活用の業務効率化効果を発表した。同社は2023年2月から国内全社員約1万1800人に自社向けAIアシスタント「ConnectAI」を中心としたAI活用を推進してきた。
2025年度の成果:78.8万時間削減
2025年度の生成AI利用回数は361万回に達し、総労働時間の削減効果は78.8万時間、総労働時間の3.4%に相当する。要因としてConnectAIの利用回数が2024年度比1.6倍に増加したこと、議事録作成やコード生成、ログ分析、提案書作成支援、設計書・仕様書作成など個人業務での利用拡大が挙げられる。
データ基盤「パナソニック コネクトコーパス」との連携
同社は2023年以降、非構造化データに加え、50の社内業務システムが保有する構造化データと連携したデータ基盤「パナソニック コネクトコーパス」を整備してきた。2026年度からはこのデータ基盤と生成AIを連携させ、AIが社内の多様なデータを参照しながら業務を支援する実装フェーズへ移行する。
AIエージェントで業務プロセス全体を支援
すでに図面や設計仕様の情報を構造化し、照合作業を行うAIエージェントの利用を開始。今後は経理や営業などにも対象を広げ、業務プロセス全体を支援するAIエージェントの活用を拡大する。同社はAI活用を「聞く」から「頼む」へ進化させることで、業務プロセス全体の生産性向上を図るほか、2030年までに総労働時間の10%をAIで削減する目標を掲げている。



