政府は、生成AI(人工知能)の開発や利用をめぐる著作権上の考え方をまとめた指針案を公表した。急速に普及する生成AIをめぐっては、学習データに著作物が使われるケースが増えており、権利者と事業者の双方から懸念の声が上がっていた。
指針案の概要
指針案は、AIが学習する際の著作物の利用について、現行の著作権法の解釈を示したもの。AI学習に著作物を無断で使うことを認める一方、権利者の利益を不当に害する場合は例外としている。
具体的には、AIの学習段階での利用は、著作権法第30条の4に基づき、非享受目的であれば認められるとした。ただし、生成されたコンテンツが既存の著作物と類似する場合などは、権利侵害となる可能性があると指摘している。
今後のスケジュール
文化庁は、この指針案についてパブリックコメントを募集し、意見を踏まえて最終的な指針を策定する方針だ。政府は、AI技術の進展と著作権保護のバランスを図りながら、関係者への周知を進めたい考えだ。
AIを活用した新たなサービスやコンテンツの創出が期待される一方、著作権をめぐるトラブルを未然に防ぐため、指針の策定が急がれている。



