Googleは8月11日(現地時間)、生成AIアプリ「Gemini」の月間アクティブユーザー数が10億人を超えたと発表した。同社によると、GeminiはGoogle史上最も速いペースで成長した製品で、10億ユーザーに到達した14番目のサービスとなった。
Geminiの成長と利用実態
Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏が、Xへの投稿において、GeminiがGoogle史上最も速く成長した製品であり、月間アクティブユーザー10億人を突破した同社14番目の製品になったことを明らかにした。Geminiアプリは2024年に登場して以来、急速に利用を拡大してきた。
他社の生成AIサービスではChatGPTも5月に月間ユーザー10億人に到達したと報じられており、生成AI市場をめぐる両サービスの競争は一段と激しくなりそうだ。
10億人はGeminiをどう使っている?
ブログでは、10億ユーザーの利用形態を分析した統計データも公表している。概要は次のとおり。
- ユーザーの63%が音声対話を利用した。多忙な親は、日常タスクに音声操作を利用する割合が43%高い
- 音声対話専用アプリ「Gemini Live」では、やり取りの5回に1回でライブカメラまたは画面共有機能が利用された
- 学生を中心とした教育関連の利用では、リクエストの38%にファイルが添付されていた
- 毎日1億5000万枚を超える写真の生成に利用された。とくに中小企業のマーケティング資料作りに利用されている
- 40を超えるアプリの操作を自動化し、ライドシェア(配車サービス)やレストランの予約支援に利用された
- 1億人以上のiOSユーザーがGeminiを利用した。macOSユーザーの利用率は、他プラットフォームと比較して約2倍だった
音声対話の利用率(63%)は1回以上音声対話を利用したユーザーの割合とみられる。Googleは「その中で音声のみを利用するユーザーも増えている」と述べ、ユーザーがテキストチャットから音声対話にシフトしつつある状況を明らかにした。
Appleユーザーの利用傾向
また、Apple製品のユーザーがGoogle Geminiを利用する傾向が示された点も興味深い。これはAppleのAIアシスタント「Siri」がチャットボットとして評価されていない可能性を示唆している。実際チャットボットとして利用するには他社製品と比較して課題が多く、この点については将来的な改善が計画されている。



