マスク氏、AI新会社「xAI」を発表
実業家のイーロン・マスク氏は12日、新たな人工知能(AI)企業「xAI」の設立を正式に発表した。同社の目的は「現実の理解」であり、宇宙探査の加速やグーグルに対抗するチャットボットの開発を視野に入れている。
マスク氏はツイッターで「xAIの目的は現実を理解することだ」と述べ、同社のウェブサイトでは「宇宙の本質を理解する」と説明している。マスク氏はこれまで、AIの危険性について繰り返し警告しており、安全なAI開発を目指すとしている。
グーグル対抗のチャットボット開発か
xAIは、マスク氏が共同設立したAI研究企業「オープンAI」に対抗する形で設立されたとみられる。オープンAIは、グーグルが支援するAI企業「ディープマインド」と競合しており、マスク氏は2018年にオープンAIの取締役を退任している。
マスク氏は最近、グーグルのAIチャットボット「Bard」やオープンAIの「ChatGPT」に対抗する「TruthGPT」の開発を検討していると述べていた。xAIは、こうしたチャットボットの開発を進めるとみられる。
マスク氏は「xAIは、可能な限り真実を追求し、宇宙を理解することを目指す」と述べ、既存のAI企業との違いを強調した。
宇宙探査への応用も視野
マスク氏が率いる宇宙企業「スペースX」との連携も期待される。xAIは、宇宙探査の加速にAIを活用する構想を示しており、火星移住計画などに貢献する可能性がある。
xAIのチームには、マスク氏のほか、元グーグルやオープンAIの研究者が参加している。同社は、AIの安全性に関する研究にも重点を置くとしている。
マスク氏は「AIは人類にとって最大の脅威の一つだ」と述べ、規制の必要性を訴えている。xAIは、安全で透明性の高いAI開発を目指すとしている。



