東洋経済は新連載「5Gが変える未来」を開始した。第1回となる今回は、自動運転と遠隔医療の最前線を取材。5Gの超低遅延通信がもたらす社会変革の可能性に迫る。
自動運転における5Gの役割
自動運転技術の進化には、高速かつ安定した通信が不可欠だ。5Gは従来の4Gと比べて遅延が10分の1以下となり、車両間通信や路車間通信をリアルタイムで実現する。これにより、交差点での衝突回避や緊急車両の優先通行など、高度な協調制御が可能になる。
実証実験の現状
国内では複数の自治体や企業が5Gを活用した自動運転の実証実験を進めている。例えば、東京都内の限定エリアでは、遠隔監視による自動運転バスの運行が行われている。また、高速道路でのトラックの隊列走行実験も進行中だ。
遠隔医療の新たな可能性
5Gの低遅延と大容量通信は、遠隔医療の分野でも革新をもたらす。特に、遠隔手術では、医師が離れた場所からロボットを操作して手術を行うことが可能になる。これにより、専門医の不足する地域でも高度な医療を提供できるようになる。
課題と展望
しかし、実用化にはまだ課題も多い。通信の安定性やセキュリティの確保、法規制の整備などが求められる。それでも、5Gの普及は医療の質を大きく向上させる可能性を秘めている。
本連載では、今後も5Gが切り拓く様々な分野の最前線をレポートしていく。



