セガのゲーム、NVIDIA「RTX Spark」で遊べるように 秋葉原で協業30周年を祝う
セガとNVIDIA、RTX Spark対応で協業30周年を祝う

NVIDIAとセガは7月15日、秋葉原のアーケードゲーム施設「GiGO 秋葉原3号館」で開催したイベントにおいて、対戦格闘ゲーム「バーチャファイター」シリーズの完全新作「VIRTUA FIGHTER CROSSROADS」や今後のセガタイトルを、NVIDIAの新型チップ「RTX Spark」を搭載するPCでプレイ可能にすることを発表した。この発表は、両社の協業30周年を記念する場で行われた。

RTX Sparkの特徴と対応タイトル

RTX Sparkは、NVIDIAが6月に発表した新型のWindowsノートPCや小型デスクトップPC向けのArmベースSoCである。「Blackwell」世代のGPU(最大6144コア)と最大20コアの「Grace CPU」を統合し、最大128GBのユニファイドメモリを備える。AI演算性能はFP4精度で最大1ペタフロップスに達する。搭載PCは、米Microsoftや台湾ASUSなど各社から今秋に発売される予定だ。

「VIRTUA FIGHTER CROSSROADS」は、「龍が如く」シリーズを手がけるRGGスタジオが開発するファイティングアドベンチャーで、発売は2027年を予定している。NVIDIAによると、対応タイトルではレイトレーシングや超解像技術「DLSS」、AI技術などを活用した新たなゲーム体験を提供するという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

イベントの模様と協業の歴史

イベントには、ジェンスン・ファンCEOに加え、セガの里見治紀CEO、内海俊史COO、バーチャファイターの生みの親である鈴木裕氏、入交昭一郎元社長が参加した。両社の関係は30年前にさかのぼる。アーケードシステムやゲーム機向けのグラフィック技術でタッグを組み、NVIDIA初のグラフィックスチップ「NV1」向けに、PC用に移植されたバーチャファイターがバンドルされることもあった。また、90年代後半には、セガからの資金提供でNVIDIAが経営危機を乗り越えた逸話も知られている。

NVIDIAの日本法人は、セガとの歴史を祝うこのイベントを開催。ジェンスン・ファンCEOが来日するほか、セガ経営陣も参加した。NVIDIAは6月1日、台北で開催中の「GTC Taipei 2026」の基調講演で、PC向けの新チップ「NVIDIA RTX Spark」を発表していた。Microsoftは、NVIDIAと共同設計のPC「Surface Laptop Ultra」を発表。RTX Sparkを搭載する初のSurfaceで、1ペタフロップスのAI演算性能を持ち、最大128GBのユニファイドメモリを備え、1200億パラメータのモデルをローカルで実行可能で、2026年秋に発売予定だ。

DLSS 5の発表とバーチャファイター新作への期待

NVIDIAは、ゲームがまるで実写のような新描画技術「DLSS 5」も発表した。AIモデルがゲームのフレームからフォトリアルな照明と素材表現をリアルタイムで生成し、最大4K解像度で動作する。2018年のリアルタイムレイトレーシング導入以来最大の技術革新と位置付けており、今秋から複数タイトルへの実装が始まるという。

「VIRTUA FIGHTER CROSSROADS」は、3D格闘ゲーム「バーチャファイター」の最新作で、約30年前の熱狂を呼び覚ますものとして期待されている。NVIDIA公式ブログや製品ページ、VIRTUA FIGHTER CROSSROADS製品情報ページでも詳細が公開されている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ