大井川鐵道、12系客車でお座敷サービス開始 畳敷きボックスシートで車窓を楽しむ
大井川鐵道、12系客車でお座敷サービス開始

大井川鐵道は、2025年11月から営業運転を開始した12系客車を使用する電気機関車(EL)牽引の急行列車において、「お座敷サービス」を開始すると発表した。このサービスでは、ボックスシートに専用のフラットボードと畳を敷き、周囲の視線を気にせずくつろげる空間を提供する。

12系客車の特徴とお座敷サービスの詳細

12系客車は旧国鉄時代の終盤に製造された客車で、大井川鐵道が導入した。お座敷サービスでは、12系客車のボックスシート部分に横1.3メートル、縦0.9メートル、厚さ21ミリメートルのベニヤ板と畳を設置し、お座敷風の空間を演出する。畳とベニヤ板を敷くことで、通常の座面より42ミリメートル高くなり、車窓から見える大井川沿いの景色や川根路の茶畑を「少しだけ異なる目線で楽しめる」としている。

過去の取り組みと現代風アレンジ

同社は1982年から2020年頃まで、客車内に畳を敷いた「お座敷客車 ナロ80形」を団体貸切や「納涼生ビール列車」などのイベント列車で運用していた。今回のサービスは、畳敷きの車内空間を冷房付きの12系客車で現代風にアレンジしたものと位置づけられている。

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運行日程と利用方法

お座敷サービスは、6月27日、7月4・18・19・25日、8月9・23・30日、9月26・27日に設定されている。10月以降は、EL急行に12系客車を充当する日に実施予定。金谷駅から川根温泉笹間渡駅間の往復乗車で設定され、1ボックスあたり大人・小児・乳幼児を合わせて3人まで利用できる。

料金体系と予約方法

旅行代金は1ボックス2,500円に、乗車区間の運賃・急行料金または大井川本線フリーきっぷを合わせた額となる。例えば、大人2人で金谷~川根温泉笹間渡間を1往復利用する場合、1人あたりの往復運賃1,840円と往復急行料金3,000円にボックス料金2,500円を合わせ、総額1万2,180円となる。予約は「JRE MALL チケット」で開始している。

今後の展開

なお、今後は「きかんしゃトーマス号」においても同様のサービスを検討しており、また「ビール列車」での運用も検討されている。

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