NTT東日本は8月25日、5G通信を活用した遠隔医療の実証実験を開始すると発表した。離島など医療機関が少ない地域での診療支援を目的とし、高精細な映像を使った遠隔診断や手術支援の実現を目指す。
実証実験の概要
実証実験は、東京都の離島である伊豆大島で実施される。5Gの高速・大容量通信を利用し、島内の診療所と都内の基幹病院を結ぶ。診療所の医師が撮影した患者の映像や検査データをリアルタイムで基幹病院に送信し、専門医が遠隔で診断や治療方針の助言を行う。
また、手術支援の実証も行う。基幹病院の医師が5G経由で手術映像を確認しながら、現地の医師に指示を出す遠隔手術支援の技術を検証する。
期待される効果と今後の展開
NTT東日本は、この実証実験を通じて、医療過疎地での診療の質向上や、緊急時の迅速な対応につなげたい考えだ。将来的には、他の離島や山間部などへの展開も視野に入れている。
実験は2027年3月まで行われ、技術的な課題や運用上の問題点を洗い出す。得られた成果を基に、遠隔医療の社会実装を進める方針だ。



