NTTドコモは、5G通信速度で世界首位を達成したと発表した。同社が開発した新技術「サブテラヘルツ帯」を活用することで、従来の5Gに比べて約10倍の高速通信を実現。2027年の実用化を目指している。
新技術の詳細
「サブテラヘルツ帯」は、100GHzから300GHzの周波数帯を利用する技術で、これまでの5Gで使われていた周波数帯よりも高い帯域を活用する。これにより、大容量データの高速伝送が可能となる。NTTドコモは、この技術を実用化するために、基地局や端末の開発を進めている。
同社の担当者は、「この技術により、4K・8K映像のリアルタイム伝送や、遠隔医療、自動運転など、さまざまな分野での応用が期待される」と述べている。
世界首位の背景
NTTドコモは、世界の主要な通信事業者と比較して、5Gの通信速度でトップに立った。調査会社オーキッド・リサーチのデータによると、2026年上半期の平均通信速度は、ドコモが毎秒1.2ギガビットで、2位の韓国SKテレコムの毎秒1.0ギガビットを上回った。
この成果は、同社が積極的に研究開発投資を行ってきた結果である。NTTドコモは、2025年度に研究開発費として約2000億円を投じており、その一部がサブテラヘルツ帯の開発に充てられた。
今後の展望
NTTドコモは、2027年をめどにサブテラヘルツ帯の実用化を目指す。実用化後は、まず都市部からサービスを開始し、その後地方へ拡大する計画だ。また、6Gへの発展も視野に入れており、サブテラヘルツ帯技術は6Gの基盤技術としても重要視されている。
専門家は、「サブテラヘルツ帯の実用化は、5Gの進化だけでなく、6Gの実現にも大きな影響を与える」と指摘している。



