NTTは、5G通信ネットワークのさらなる高度化を目指し、新たな戦略を発表した。同社は次世代通信技術の実用化に向け、国内外の企業との連携を強化するとともに、研究開発への投資を拡大する方針だ。
5Gの次を見据えた取り組み
NTTの発表によると、従来の5Gに加え、将来の6Gを見据えた基盤技術の開発に着手する。具体的には、光ファイバーと無線を融合した「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」構想の実現を加速。これにより、超低遅延で大容量の通信を実現し、自動運転や遠隔医療などの分野での活用が期待される。
また、NTTは既存の5Gサービスについても、カバレッジの拡大と品質向上を図る。都市部だけでなく地方拠点への基地局設置を進め、デジタル格差の是正にも貢献する。
業界全体への影響
NTTの戦略は、日本の通信業界に新たな競争をもたらすとみられる。ソフトバンクやKDDIなど他社も追随する動きを見せており、5Gを巡る攻防が一段と激化しそうだ。専門家は「NTTの先行投資が日本の通信技術の国際競争力を高める」と指摘する。
今後の展開として、NTTは2025年までに主要都市での5G人口カバレッジを9割以上に引き上げる目標を掲げている。また、企業向けのソリューション事業にも注力し、5Gを活用したスマート工場やスマートシティ構想を推進する。



